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「プリンセスチュチュ」ファンページ

あけおめでございます m(。^_^。)m

2014-01-04 18:09:42 | その他
厳寒の年明け、いかがおすごしですか?
冬コミに行かれたみなさま、十二分に楽しまれましたでしょうか?


さて私は、先日(初日公演が)TV放送されたミラノ・スカラ座の「椿姫」を観に行ってました。
(...と簡単に書きましたが、チケット争奪戦(Web上での一般販売;15分後には全公演売り切れてた)は超壮絶でした... (。´-д-)
で、結論から言いますと...『歌』は、やっぱりスゴかった!

ヴィオレッタ(ヒロイン)のディアナ・ダムラウは、輝かしく強い声でなおかつ情感豊かに歌い上げていて、文句の付けようも無い出来。
厳しいスカラ座の観客からも、"Perfetta!(「完璧」の女性形)"の声が掛かってました。

ピョートル・ベチャワのアルフレード(ヒーロー)も、初日のブーイングにふてるでもなくかといって力むでもなく(彼は自分のfacebookで「自分はプロだから」と言ってましたね)、彼らしい伸びやかでリリックな歌声を聴かせ、第2幕初めの聴かせどころのアリアでも最後のカーテンコールでも、大きな拍手とBravo!を受けてました(まあ、ちょっとブーイングも混じってましたが ^_^;)
私はもちろん(端っこの方の席から)"Bravo!"って叫びましたよ ゞ(^o^ゝ)

その他の歌手もうっとりするような素晴らしい歌声で、合唱の迫力も最高。

しかし!
残念なことに...オケがダメダメです。
有名な「第1幕への前奏曲」の金管の後打ち(3拍子の後ろ2拍で音を出す)で既にコケてました (ノ_ _)ノ
その後も、歌とズレるのみならず、オケの中だけでも音やリズムがズレる箇所続出...
(指揮者の)アンドレ・ガッティがオケを掌握しきれてないのか、オケ自体の問題なのか?
これでは最後の大ブーイングも、まあ仕方ないかな、という感じでした。

大体にして、イタリア(特にミラノ・スカラ座)の観客は容赦ないんですけどね。意見の主張がストレートというか。
お義理でも拍手して、不快なこともガマンする、日本の礼儀正しいお客さん達とは全然違いますよね。
曲が終わる前にフライングで拍手する観客に対しても、"Shhh!(「シーッ」)"という注意や、"Adesso!(「今」(しなさい))"という指示が(主に天井桟敷席の人達から)飛んできたりするし。
何と言うか、オペラってほんとに大衆芸能なんだな、って思います。

話を椿姫に戻しますと、演出が(初日と比べて)大きくは変わってないんですが、微妙にカドが取れたふう(一般ウケを意識した?)になってたのがちょっとおかしかったです。
あと、初日公演の第2幕第2場で明らかに照明がミスってた(消すべきでない箇所で消してた)ところは、ちゃんと正しくできてました ( ̄m ̄~)
まあ、いろいろと苦労した甲斐は有ったというか、いろいろと楽しめた公演でした v(*'-^*)♪


ところで今夜のNHK Eテレ「ららら♪クラシック」(2014/1/4 21:30-22:00)は、拙作"Die alte Geschichte "の『ほぼ』テーマ曲だったラフマニノフのピアノ協奏曲第2番です。
別にいまさら説明される必要も無い曲かもしれませんが、そろそろ(とっくに?)お正月番組にも飽きが来る頃でしょうし、もし気が向かれましたらどうぞ。
コメント
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