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「プリンセスチュチュ」ファンページ

『唇に歌を持て』

2011-03-31 00:26:58 | その他
...ってオハナシを、昔、読んだことがありますが。

先日TVのニュースで、ヴァレリー・ゲルギエフ(言わずと知れたロシアの指揮者)がこの夏の音楽祭で(たぶん、彼が創設したサンクトペテルブルクの白夜祭)日本の地震被災者支援のために募金活動を行う、って話を聞きました。
欧米ではチャリティを伴った公演は珍しくはない(BBCのプロムスもそうですね)ですが、彼はもともとこういう民間支援運動に積極的な人ですし(彼自身、北オセチア(←ロシア-グルジア紛争の辺り)出身だったり、ソ連崩壊時に(芸術監督を務める)マリインスキー劇場の維持に苦労したという経緯もあり)、それに加えて、世界のクラシック業界にとって日本は上得意だったりするんで、いっそう身近に感じられたのかもしれませんね。

現実的な話、しばらくは海外オケ・オペラ・バレエetc.の来日公演は色んな点でかなり難しい気がします。
(実際、来日中だったフィレンツェ歌劇場は公演を中止して帰国しちゃいましたし)
今回のことは、来日を予定していた演奏家達にとってもかなりショッキングだったんじゃないかな...
東日本での公演だけ止めるって手もありますが、それはあんまり意味がなさそうですし。
国内の団体はおそらく可能な限り公演を実施する方向で動くと思いますが、それも今後の状況次第ってとこでしょうか。

とはいえ、「歌わない民族はいない」と言われるほど、音楽はヒトという生き物にとって基本的な活動。
『歌う』時には必然的に深く呼吸するので、健康にも(精神的だけでなく物理的にも)良いそうですし。
(あと、『笑う』という行為もそうですね。
昔、とある医学雑誌で読んだところでは、「イ」(笑った時の口の形)と、「オ」(怒った時の口の形)を、2つの被験者群でそれぞれ定期的に続けさせたところ、「イ」の群の方が免疫の活性が高かったそうです)
ただ、今、この辺りの空気を深呼吸したいかどうかは微妙なところですが...(^_^;)

地震の事ばかり考えないようにしようと思ってもなかなかそうもいきませんけど、脳の同じ場所(回路)ばかりを使い続けると、神経細胞の疲弊や麻痺状態を招いてしまうと思われるので、無理にでも他の事を考えたり、あるいは体を動かしたりした方がいいのかも知れません...
コメント
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