ハーネスのロープを結ぶところが擦れて中の芯が見えてきた。ここ10年、あまり積極的に使ってたわけではないものの年数も経っているので新調することにした。
山用品店の品揃えは偏りがある。購入したのは3店目。今まではペツルのを使ってたが安さに引かれてブラックダイヤモンドのモーメンタムSA ってのにした。このハーネスはレッグループの調整が出来るというのも選択した理由だった。使うのはフリークライミングに限られるけど、冬と夏ではズボンの厚さが違う。また去年は自転車によく乗ったので太腿がきつい時期もあったからだ。
ウェスト部分の調整では右と左の両方でベルトを引く方式があった。両引きだとロープの結び目などを中心に出来る利点はあるもののそこまでの調整量は不要なので単純な片引きにした。それに構造はなるべく単純なのが良い。ハーネスのベルトはずっと左手で引いてたのに今度のも左手で引くのにした。
新しいハーネスはぶら下がった時に太腿の感じが少し違う。これはレッグループの調整の仕方にもよるかもしれない。使おうとして初めて気がついたのがチョークバックの取り付け方が違ってたということ。しかも輪の向きが90度違う。う~ん、こんな事に気づかないなんてまだまだだなぁ。
意外だったのは脱いだ時にベルトが外れたことだ。今回買ったのはベルトが抜ける構造になっていた。それに気づいたのが履こうとした時だから驚いた。「 ありゃま、これって抜けるのかい 」 と。
一度だけベルトを閉め忘れて登ったことがある。まだフリークライミングを初めて数ヶ月の頃だ。その後そういう間違いはしてないが長い間には信じられないようなミスを皆1度や2度はやるもんだ。ベルトはしっかり閉めれば抜ける心配は無さそうだけで安全という点ではこの仕様は如何なものか。
レッグループがアジャストタイプのものは、アルパインクライミングとかアイスクライミングとかの用途を考慮して作られてます。
なもんで、腰ベルトは抜ける作りのほうが、脱ぎはぎしやすいのでそういう作りになっているんじゃ無かろうかと。
ちなみに最近のは、腰ベルトのところにマジックテープが付いてません。これは、腰ベルトを締め忘れる事故が多かったからみたい。
後ろに付いてるループは、バックロープ用のものですよ。
チョークバックをぶら下げることもできますが。
カラビナでぶら下げるなら、今回の向きのほうが、ねじれなくていいんではないかと。
なるほど、アルパインで使うのも考慮してるってわけか。
> 腰ベルトのところにマジックテープが付いてません。
記事の最後の方に書いた失敗談、その時のハーネスにはマジックテープが付いてましたね。
終了点で体重をかけた時、マジックテープがずれる時の何ベリベリっていう音が何時もより長く続いたのでベルトが通してないのに気づいて焦った。
> 後ろに付いてるループは、バックロープ用のものですよ。
最初見た時、随分と丈夫そうな輪だなぁとは思ったけど、
バックロープなんてのは使ったことがないので用途が分らなかった。
ハーネスは一度着用したらその日は脱ぐことはあまりない。
だから着用する時はパートナーとチェックしながらが肝心ですね。