飯田線の三河河合駅の近くに乳岩峡(ちいわきょう)というのがあって、フリークライミングが出来る場所があるのでよく行った。土産物屋のある駐車場の辺りは水がチョロチョロと流れる沢があって、この沢を横切って岩場に行く。ところが雨が降るとこの沢が渡れなくなるくらい増水するという。
最初に話を聞いた時まさかと思ったが、実際なるほどという光景を体験した事がある。渡るのがもう少し遅かったら水が腰まで来るところだった。恐らく山全体が岩なのでちょっとした雷雨でも水が染み込まずにそのまま流れてくるのだろう。そういう話を軽く聞いていたらえらい目にあってただろう、って実はこの目で見るまでは軽く考えていた。
地名というのが随分変ってきたと思う。住宅造成地にナントカ沼では具合が悪いなどといってナントカヶ丘なんて地名が増えた。地名には災害を暗示するのが多い。滝とか竜なんてのが使われてる地名は水害が多いそうだ。鹿児島の出水(いずみ)なんてここのところ災害ニュースによく登場するけどそのまんまの地名に見える。
神戸の水の事故、ああいう鉄砲水はよくあると地元の人が言っていた。だからちょっとした判断ミスが命取りになるような場所に水遊び場があるってのが疑問。恐らく地元の事を知らない人が見た目で判断して作ったのだろう。またそういう事を知らない、もしくは知ろうともしない人が増えたんだろう。単に防災システムを充実させれば済むという話ではないと思う。まして地球温暖化に結びつけるなんてのは変な話だ。
あの川は1km上流で2つの川が合流してました。
なので一つ分の水量じゃないのが悲劇でした。
行政の設計ミスか?
自然には逆らえないとみんな思ったハズです。
少し前、東京でも作業してる人が流されましたが急激に水が増えるんですね。でもそういう点は山の中の沢と似てるとヨメが言ってました。都会とはいえ大自然の中で生活するのと同じ知識が必要なんですね。水が濁り始めたとか兆候は合ったんでしょう。
> 行政の設計ミスか?
太くしようにも用地買収から始まって費用が要るから中々難しいんでしょうね。
川岸ギリギリの所も居住地にするのが良くないと思うんですけどねぇ。
散歩していると、谷底のような地形のところの分譲住宅の完売の立て札が立っています。見た目は立派な建物です。出水は周りの環境が整ってここ数年はないのですが、ちょっと恐ろしいなと感じています。
風の事まで考えると聞いた事もあります。
> 谷底のような地形のところの分譲住宅の完売の立て札が立っています。
何かあると、ああやっぱりって場所かなぁ。