ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

モーグルの何たるか

2006年02月12日 12時29分07秒 | 思ったこと
 画面には LIVE って出てるけどトリノ女子モーグルはビデオで観た。ビデオでも結果を知らずに観れば楽しめる。それぞれのプレッシャーの中、上村も里谷も集中した演技を見せてくれた。大したもんだ。里谷は今の粗探しのような採点では着地が乱れたため他の滑りの良さの割に得点はパッとしなかった。最後は直滑降になってしまった伊藤みきはモーグルらしかった。でもこの高校生と畑中みゆきは初めて知った選手だ。

 モーグルはアメリカで生まれた競技で、急なコブ斜面を兎に角速く滑り降りて来るというスタイルだ。ヨーロッパで生まれた遊びと違ってアメリカ人はこういう単純な遊びを考える。モータースポーツだと欧州ではF1のような複雑な形のコースを走るけど、アメリカだとデイトナのように単純な楕円コースを走る。他にもそういう傾向がある。

 整地されてないコブ斜面を行くので滑りは乱れがちだけどそれが良い。当初は回転競技をリタイアした人なんかが多かったりでアルペン競技よりは格下に見られてた。それが段々洗練されてきたり最初からこの競技を目指した人が出るようになった。ただジャンプ台が用意されるエアは派手で難しくなった技になったとはいえモーグルの本筋から離れてるようで少し気に入らない。そんな中、上位選手はタイムが速かった人ばかりなのでモーグルの大事なところは抑えてるな、と思った。

 モーグルラーは能天気なアメリカ人が似合う。今は知らないけど20年位前はちょっと腕のあるモーグラーはモヒカン頭だったりした。そんなわけで俺は今回の五輪ではアメリカのMichelle Roarkのような滑りが見てて楽しいので好きだ。滑り終わった時点では15位とパッとしなかったけど、本人はあの危なっかしい滑りを理想として描いてるのかな。上半身を微動だにせず凄い速さで降りて来るのもいいが、バランスが崩れてもスピードを落とそうともせず、もしくはコントーロール不能状態で降りてくるのがモーグルっぽくて良い。スッゲーッと思いながらも笑いながら観れるのがモーグルかも。
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2 コメント

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はじめまして (kawahara)
2006-02-12 14:02:14
くてくてさんのブログから参りました。モーグルに関する感想、同感です。拙ブログにて紹介させてもらってもいいでしょうかm(_ _)m?

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こちらこそ、はじめまして (ボッケニャンドリ)
2006-02-12 19:59:19
 そんな有り難い話を断る理由はありません。それは違うだろ、なんてこともあるかなと思いながら書いただけに同感してもらって嬉しいです。
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