病院で手術をする場合、手術に耐えられるかどうかの検査をしたり質問に答えたりしないといけない。今回入院した病院では変った質問があった。術中のBGMをどうするかだ。嫌いなジャンルは? という質問だった。全身麻酔では全く関係ないけど一応答えておいた。
質問を読んだ時、どうして好きなジャンルを聞かないんだろ、と思った。思うに、パンクとかヘビメタなんて書かれた事への備えかな。でもパンクをかけざるを得ない回答をしたらどうなるだろ。嫌いなジャンルはパンク以外全て、と。そんな回答はしなかったけど、手術室に入ると大人しい曲が流れていた。曲名は分らないけどクラシックだったかもしれない。
弦楽のためのアダージョ(作曲:Samuel Barber)って曲があるけど、これが手術中に流れるってことはあるのかな。好きな曲に1つで、これを聞くと気分が落ち着くというよりゆったりとした気分で聞きたい曲だ。この曲は欧米で首相など偉い人が亡くなった時によく流れる。作曲者は葬式のために作ったのではない、と不満を漏らしてたそうだけど、作曲者が亡くなった時にはこの曲が流れたんだそうだ。
それ以前にBGMかけること自体にびっくりしたけれど。
患者がBGMを選択できるんだぁ、それは初耳。
確かに「好きなジャンル」を聞いたら執刀が大変ですよね。軍艦マーチなんていわれたら。。。
全身麻酔でも嫌いな曲が聞こえてくるのはよくないんでしょうね。どこかで意識しているんでしょうね。
全身麻酔の手術中の意識ってどうなのかな。少なくとも夢を見た記憶も無いし、覚めて暫くした後の記憶も半分以上消えていた。