憧れのAudio☆お知らせブログ☆

メインブログアドレス⇔http://longingforaudio.blog.fc2.com/

21LTDのPCM1704換装の話から、あれこれと・・・2021-10-25

2023年08月31日 | スキル

代理にとっては、非常に珍しい画像である。

その珍しいという意味合いを説明しないといけないだろう。

と、いうのも、

通常の換装とは、違う形をとっていて、

そもそも、この画像の施工方法自体が珍しい部類にはいると思う。

**********

2017年中頃にD/AコンバーターのPCM1702をPCM1704に変更する(+)を実施始めたおり、東京のお客様に精度の良いPCM1704Kを入手するから使ってほしいとの依頼があり3台ほどこのPCM1704Kを使い既に2台は不具合で当方が通常に使うPCM1704に交換しています。
RIMG0030.jpg
左の4個が外したPCM1704Kです。
これで懸案だったPCM1704Kの不具合については心配がなくなりました。
今回のPCM1704Kは保管の悪さが原因での不具合だと思いますので、こういった半導体を購入する際は半導体の扱いになれた信用できる処からの購入をお勧めします。

********

WADIA21のDAC/C(PCM1702)をPCM1704に変更している分です。

代理には、よく判らないことですが・・・

通常、このような、黄色い配線?を行いません。

(確か・・21のDAC/Cの形状は、ロム形式でなく

旧型?のアルミニウムかなにかで、作られている???タイプのものです。)

銀色型式から、ロム型に乗せ換えるには

ピンアサイン(聞きかじりwwwなので、違うかも)などを合わせるために

このようなややこしい配線が必要なようなのです。

なので、こういう画像は、あまり、ネット上にもでてこないのでは?

それを、出すということが、すでに珍しいことなのですが・・・

このややこしい配線のPCM1704について・・・

やはり、見栄えが良くなく、神経使うし・・・で

一時期は2度としない・・・とまで、言ったのですが、

やはり、音がぐーんとよくなる(解像度が上がるし、それまでに

音質改善やら・・LTD化など施工しているわけで

それがあってこその解像度を思うと・・・やはり、付ける)

はっきりいって、

見栄えといっても・・・

中を開けて・・と、いうことをしないと見えないものですし

通常、蓋を開けっ放しにはしないわけです。

そこが、性格なのでしょうね。

見えようが、見えまいが・・・

きちんとしたい。

つまり、珍しいというのが、そこ。

見栄えが・・といっていた人が

あっさり、画像をあげている。

どうしても、このようなやり方をするしかないのだけど・・・

その画像をみて・・・

どういう事をしているか、(技術力の点で)

おそらく、判る人はすくないのでは?

と、思う。

それを、あえて・・・載せたというところが・・

ある意味、さらに、高橋、進化している・・ということかもしれない。

もしかしたら、何らかのアタッチメント?(ソケットとかいうものでなく)

みたいなものを装着するという方法もあるのかもしれない。

ところが・・・

クロックなどみていると、

非常に簡単そうに(みえる?状態で)機器の中に組み込んでしまいます。

場合によっては(他社によっては?)

箱型のクロック装置を作って・・・

5~10万円という値段になるものですが・・・

先日、装着されている箱型クロックをみると・・・

50PPMとか・・・

25PPMとか・・いうものだったので

外し、当方のクロックを付けたわけですが・・・

こういう、ある意味簡素にみえるものですが・・・

しっかり、クロックの構造がわかっていると、

逆に必要なところを最小限の状態で装着する・・ということをするのだと、思いました。

へたに、場所をとるものを付けて、かつ、値段もたかくなるという「一種の無駄」を嫌がるのかもしれません。

なので、PCM1704も同じ考え方で

一番効率の良い(効果の高い)方法をえらんでいると思います。

********

で、話変わって・・・

クロックのPPM・・・

当方は1PPMのものを装着します。

もっと、0・1とか0・05とか

というPPMのものもあるのですが・・・

制御関係の仕事をしていた関係もあって

0.1とか0.05とか、いうのは、

それこそ、ナノとかピコとかの精度を必要とする計測とかに使う物らしく

残念ながら、人間の耳では、そこの区別(認識)はできないそうです。

で、あるのなら、

一番区別がつくところ・・で、値段も妥当で、効果も高い・・・

ということで1PPMというのを選んでいると思えます。

実際、古い機器はへたすると100PPMとか

50PPMなどというものがのっていて

やはり、1PPMに換えると、音が、グーンとよくなります。

(解像というよりも、解析率/秒というクロック(時計)なのですが・・・)

で、待てよ・・・と、思う事が出てきました。

 

他社のものとて、同じHz数のクロックだったりするわけですが

なんで、これが、50PPMだったり、25PPMだったりするのか?

(構造上?生産上の決め事?)

と、思うのですが

そのまえに・・・

PPMって、知ったか、で、書いてますが・・・

なんじゃ、それ?

と、いうのが本当です。

そこから、調べないと、25PPMと1PPMの

具体的な違いも判らんではないか

と、おもい

ー調べてくるー

結果・・

へい!!むつかしくて、わかんない!!

 

なので、時計の考え方に置き換えてみる。

質問

±20ppmは月差±何秒に相当しますか?

回答

リアルタイムクロック使い方

月差53.6秒です。計算式は以下の通りです。

±20x10-6x60秒x60分x24時間x31日 = ±53.6秒/月

ちなみに、月差を1分以内にするには、±23.14ppm以下が必要ということになります。

*******

で、単純すぎますが

100PPMだったら

53.6秒×5(倍)・・およそ5分

1PPMだったら

53.6秒÷20・・およそ3秒(2,68秒)

月数計算ですが・・・

極端なたとえですが

もしも、一か月を凝縮することができるとしたら

目の前で聴いているCDの音の分解に

100PPMは5分かかってしまう。

下手すると、1曲終わるころに解析できる・・(まにあわない~~)

それが、通常の時間(凝縮しない)とすると

おなじ(例えば)1~5秒として

100PPMなら

例えば、ドラムの響きが、響き終わらないうちに次の音が入ってくるし

次の音も、5秒のなかにおさまらず、ちぎれてしまう。

音が解析しきれないのです。

1000通りの音がはいっていても

きちんと、解析できないので

輪郭も響きもどうかしてるぜ!!という

一緒くた状態になってしまいます。

ところが、1PPMなら、

1000通りを1000通り、解析できる。

余韻も響きも輪郭もできるので

色んな音があるし、音の表情とか色合いとか‥色んなものが見えてきます。

*********

が・・・・

メーカー出荷由来の音は、

クロックだけをかえてもどうにもならないのですね。

上で言えば

CDからのデータが1000通りの音だとしても

それを1000通りのまま、再現できないのです。

音質改善というか(再現装置というか・・)

それを施さないと、出てこないものがあるのです。

絵画でいえば、距離感・質感・陰影・ムード・タッチ

そういうものが足りていないので

クロックだけよくしても

逆に、足りてないことを、しっかり、解析してしまう。

たまに聞くのが、

「クロックをつけると、キンキンした音になるのですが・・・」

などというはなしです。

まさしく、足りていないことを解析した結果でしょう。

つまり、豊かな低域とか・・・

こういうのが再現できるように作られていない為

キンキンとかんじるという高域だけが解析されてしまう。

と、いうことでしょう。

音質改善というのは、

CDのデーターを「現実世界」に「そのまま」再現させるための工夫でもあるのです。

申し訳ないことですが・・・

メーカーは、そんな風な「追従」「到達」をめざしていないので

まあ、聴けるな・・というところで、終わってしまうのです。

最小公倍数‥的な考えといっていいか。

そして、新しい部品がでてきても、

メーカーは交換してくれない。

交換するより

新製品に投入していく。

それも、無理ないと思う。

例えば、上に書いたように

クロックのよいものをつけたら、

他の部分がつり合いが取れていないことがばれてしまう。

と、なると、

他のところも改善しなきゃならなくなる。

さらにいえば、OHなどしないのも、そのあたりだろう。

いつまでも、きちんと聴けるようになったら

新しい製品がうれないし・・・

いちいち、ひとつずつ、コンデンサ全交換・全半田増しなどやっていたら

社員に払う給料だけで会社がつぶれかねない。

そういう意味合いでは、

どうしても個人(メーカーでないという意味合いの)が

やらざるを得ないし

メーカーはたいていが、サービスを打ち切るし

そうでなければ、ずぼ替え部品で対応して

無茶な代金をとる。

真摯に音を追求する音響メーカーほど、

経営破綻をおこしてしまうのが判る気がする。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 触らぬ神に・・・2021-09-26  | トップ | 中性欠相の環境だったことか... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

スキル」カテゴリの最新記事