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すりかえに奔走。舛添氏
舛添厚労相、抗議の自治体に「ざれ言につきあう暇ない」(朝日新聞)
年金保険料の横領問題で、舛添厚生労働相が「市町村の窓口は信用ならない」と発言したことに対し、鳥取県倉吉市長と東京都武蔵野市長が抗議文を提出していることについて、舛添氏は2日の閣議後の記者会見で、「小人(しょうじん)のざれ言につきあってる暇があったら、(私は)もっと大事なことをやらないといけない」と強い不快感を示した。
抗議文では、「職員の士気を損なう」などとしているが、舛添氏は「(年金横領では)市町村の不正の方が社会保険庁よりもはるかに数が多かった。士気の問題ではない。(抗議する)暇があったら、ちゃんと監視しなさい」と批判した。
記事は、自治体窓口での年金保険料の横領などが少なくないことについて、厚労相が発言したことに端を発します。窓口での不正は不正として「不心得」が許されるわけではありません。けれど、公務員の労働ぶりや不正が指摘されて、衆目がそこに集中し、公務員叩きという事態もへてきましたが、こうした公務員にたいする世間の目を逆手にとっているような気がしてなりません。
先月にさかのぼってみると、民主党が「年金保険料流用禁止法案」を参院に提出しています。
社会保険庁の調べによれば、1945年から2005年度までに福祉施設の整備などに流用された保険料累計額は6兆4000億円にものぼります。
国民は給付を受けるために保険料を支払うわけですから、給付以外にこの資金が使われれば流用でしょう。舛添厚労相の「市町村の窓口は信用ならない」との発言も、まったくかすんでくるのではないでしょうか。むろん窓口での不正はきちんと解明し、ただされないといけませんが、先に手をつけなければならないのは、あるいは厚生行政により深刻な影響を与えると推測されるのは、この流用問題だと思います。
ここに、氏のすりかえがある。国民から預かった保険料を、不急の施設に多額の投資をしてきた責任こそ明らかにして、国民に知らせる必要があるのではないでしょうか。いたずらに目をそらすための発言にしか私には思えないのです。
ちなみに、流用はおよそ以下のような形でおこなわれています。
- グリーンピアなどの施設 1兆5000億円
- 年金教育やシステム経費 2兆円
これらに、例のごとく少なくない政治家が介在し、大企業が群がる構図を想像するのは、あながちまちがいだとはいいきれないでしょう。すでに年金の管理システム問題が取り上げられ、多額の資金が流出していることが報じられています(当ブログでは社保庁;年金保険料1兆4千億円が企業にでとりあげました)。
舛添厚労相の加熱ぶりはもはや目に余ります。衆院での代表質問で、厚労省所管の独立行政法人・勤労者退職金共済機構で退職金が365億円も未払いがあると指摘された件で、記者団に質問され、こうのべたそうです。
制度もきちんとしないといけないが、国民一人ひとりの立場に立つと、権利の上にあぐらをかいてはいけないのではないか
自分の権利は自分で守っていかないといけない
問われているのは365億円にのぼる退職金未払いという政府の責任ですが、どうでしょうか、これが事実でないのなら堂々と未払いはないと答えればよいし、未払いの事実があれば釈明し、責任をもって支払うことをのべれば、記者への回答にはなるのでは。舛添氏がやっているのは、責任を棚上げし、年金制度のあり方や政府の信頼性にたいする批判を国民の監視(が足りないこと)にたいする責任に問題をすりかえていることです。
このように氏のすりかえ、あるいはごまかしにあたるかもしれませんが、最近の言動はすりかえという一本の糸で結ばれていて、どこまでも責任を回避しようとする姿にしかみえてなりません。
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