コメント
山口氏の問題
(
mahounofuefuki
)
2008-02-08 00:14:44
リンクありがとうございます。
私の能力ではうまく言葉にできなかったことも、理路整然と分析してくださり感謝しています。今回も明晰な批評に感服しました。
山口氏は、財界が消費税増税も歳出削減も要求しているという事実や、欧州では消費税を社会保障目的税にしている例がないことを無視しているのが問題です。
>mahounofuefuki さん
(
これお・ぷてら
)
2008-02-08 06:40:57
こちらこそ恐縮いたします。
山口氏が今、発言している意味でしょうね、私たちが考えないといけないのは。mahounofuefuki さんがエントリで仰ってるとおりだと思います。
さすがの政権交代至上主義の彼も、最近の民主党には愛想つきた? のでしょうか。氏の議論はすいぶん乱暴で、ほんとに学者なのかと疑いたくなる。常々そう思っています。
医者の立場から..
(
こんた
)
2008-02-08 22:45:39
こんばんは、自分は医者で、政治、経済および税制には素人ですので見当違い、かつ偏った発言になるかも知れませんがご了承下さい。
消費税率のアップは一律のアップが前提なのでしょうか?生活必需品、食料品、贅沢品、嗜好品など税率を変えることは出来ないのでしょうか?
そして、現行消費税の矛盾と思われるのですが、医療における消費者である患者さんには消費税はかかりません。しかし医療機器には消費税がかかります。医療機関は5%の消費税を負担しそれを消費者に転嫁することが出来ません。(実際には医療費に消費税分が加算されているそうですが、1.5%程度だそうですし、診療報酬は年々削られています)
医療機関の多くが赤字経営にあえぐ中、現行の制度のまま消費税アップを行うことで多くの医療機関が息絶えることでしょう。
輸出企業が消費税負担の還付を受けることが出来るのに、何故医療機関に還付されないのでしょうか?
消費税増税を訴える方々には、このようなきめ細かい消費税制の実施も同時に訴えて頂きたいと思います。
>こんたさん
(
これお・ぷてら
)
2008-02-09 12:37:08
>消費税率のアップは一律のアップが前提なのでしょうか?生活必需品、食料品、贅沢品、嗜好品など税率を変えることは出来ないのでしょうか
消費税導入の議論の過程で導入する側から提案させる可能性は残っているでしょう。税率はあげるが、これには税金はかけないよ、あるいは現行のままだよ、みたいに。
ご指摘の輸出戻し税については、以下でふれています。よろしければご一読いただければ幸いです。
このからくりと、医療との違いは、仰るとおり医療では、医療の原価となる、仕入れや機器などの購入の際、医療機関が支払った消費税分を、患者に転嫁できないということですね。
大企業が消費税を歓迎するワケ
http://blog.goo.ne.jp/longicorn/s/%CD%A2%BD%D0%CC%E1%A4%B7%C0%C7
Unknown
(
こんた
)
2008-02-09 15:23:26
エントリ読ませて頂きました。 トヨタは輸出戻し税が1600億にもなるそうですね。羨ましい限りです。
ちなみに、医療機関の経常利益率は3%程度という話があります。(当院のデータは、今手元にありませんが) さて、このまま消費税が10%になるとどういう事態が生じるでしょうか?
リンクは拙ブログのエントリです
http://himahimadoc.blog95.fc2.com/blog-date-20071114.html
>こんたさん
(
これお・ぷてら
)
2008-02-10 07:35:57
拝読いたしました。「通信簿」、大いに問題ありと私も思っています。
2006年度予算での消費税の税収見積額は、国と地方あわせて13兆1519億円です。税率が5%ですから、税率1%あたりの税収は約2兆6300億円です。
税率を5%上げて10%にすると仮定すれば、全国で約13兆円の増税となり、国民一人あたり10万円を超える増税になります。
なので、仰るような意味で病院の「消費税倒産」もありうる事態でしょうね。条件もまったくかえなければ。
なにより患者のアクセスが心配ですね。
薄汚い権力の幇間、山口二郎。
(
harayosi-2
)
2008-02-12 13:46:15
>>こんな文脈で考えると、いまの時期に山口氏が以上のように語る意味を考えたいのだ。いわゆる識者として氏が語る意味は大きい。そして、氏がかつて小選挙区制を唱え、その実現に大いに役割を果たしてきた事実を我々は知っている。
氏の姿勢は、氏のいう左派に求めるものは格別厳しいのだが、一方で、口にはするが、税制をゆがめている現在の実態、つまり大企業や財界優遇の税制への根源的な批判がないばかりか、税金のつかいみちにまったく言及しないのは、氏のよってたつところを自ずと示しているように思えてならない。再び、氏が世論をミスリードする懸念をいだくのは私だけではないと思うのだが。(「世相を拾う」08028)<<
同感です。
山口二郎という人間は、信用できない人であると同時に、権力に批判的なポーズをとりながら、権力のために尽くすという、薄汚い幇間ですね。
先のコメント、後ろが切れてしまっています。
(
harayosi-2
)
2008-02-12 13:54:59
>>こんな文脈で考えると、いまの時期に山口氏が以上のように語る意味を考えたいのだ。いわゆる識者として氏が語る意味は大きい。そして、氏がかつて小選挙区制を唱え、その実現に大いに役割を果たしてきた事実を我々は知っている。
氏の姿勢は、氏のいう左派に求めるものは格別厳しいのだが、一方で、口にはするが、税制をゆがめている現在の実態、つまり大企業や財界優遇の税制への根源的な批判がないばかりか、税金のつかいみちにまったく言及しないのは、氏のよってたつところを自ずと示しているように思えてならない。再び、氏が世論をミスリードする懸念をいだくのは私だけではないと思うのだが。(「世相を拾う」08028)<<
同感です。
山口二郎氏は、権力に批判的なポーズをとりながら、まったく信用できない人で、ゆわば、様子をしながら権力に阿る、幇間みたいな人ですね。
>harayosi-2 さん
(
これお・ぷてら
)
2008-02-13 09:11:12
>権力に批判的なポーズをとりながら、まったく信用できない
エントリーでふれましたが、彼は小選挙区制導入に熱心でした。だから、このことでもはっきりしているように、根っからの二大政党制推進派ですよね。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
名前
タイトル
URL
コメント
※絵文字はjavascriptが有効な環境でのみご利用いただけます。
▼ 絵文字を表示
携帯絵文字
リスト1
リスト2
リスト3
リスト4
リスト5
ユーザー作品
▲ 閉じる
コメント利用規約
に同意の上コメント投稿を行ってください。
コメント利用規約に同意する
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。
私の能力ではうまく言葉にできなかったことも、理路整然と分析してくださり感謝しています。今回も明晰な批評に感服しました。
山口氏は、財界が消費税増税も歳出削減も要求しているという事実や、欧州では消費税を社会保障目的税にしている例がないことを無視しているのが問題です。
山口氏が今、発言している意味でしょうね、私たちが考えないといけないのは。mahounofuefuki さんがエントリで仰ってるとおりだと思います。
さすがの政権交代至上主義の彼も、最近の民主党には愛想つきた? のでしょうか。氏の議論はすいぶん乱暴で、ほんとに学者なのかと疑いたくなる。常々そう思っています。
消費税率のアップは一律のアップが前提なのでしょうか?生活必需品、食料品、贅沢品、嗜好品など税率を変えることは出来ないのでしょうか?
そして、現行消費税の矛盾と思われるのですが、医療における消費者である患者さんには消費税はかかりません。しかし医療機器には消費税がかかります。医療機関は5%の消費税を負担しそれを消費者に転嫁することが出来ません。(実際には医療費に消費税分が加算されているそうですが、1.5%程度だそうですし、診療報酬は年々削られています)
医療機関の多くが赤字経営にあえぐ中、現行の制度のまま消費税アップを行うことで多くの医療機関が息絶えることでしょう。
輸出企業が消費税負担の還付を受けることが出来るのに、何故医療機関に還付されないのでしょうか?
消費税増税を訴える方々には、このようなきめ細かい消費税制の実施も同時に訴えて頂きたいと思います。
消費税導入の議論の過程で導入する側から提案させる可能性は残っているでしょう。税率はあげるが、これには税金はかけないよ、あるいは現行のままだよ、みたいに。
ご指摘の輸出戻し税については、以下でふれています。よろしければご一読いただければ幸いです。
このからくりと、医療との違いは、仰るとおり医療では、医療の原価となる、仕入れや機器などの購入の際、医療機関が支払った消費税分を、患者に転嫁できないということですね。
大企業が消費税を歓迎するワケ
http://blog.goo.ne.jp/longicorn/s/%CD%A2%BD%D0%CC%E1%A4%B7%C0%C7
ちなみに、医療機関の経常利益率は3%程度という話があります。(当院のデータは、今手元にありませんが) さて、このまま消費税が10%になるとどういう事態が生じるでしょうか?
リンクは拙ブログのエントリです
http://himahimadoc.blog95.fc2.com/blog-date-20071114.html
2006年度予算での消費税の税収見積額は、国と地方あわせて13兆1519億円です。税率が5%ですから、税率1%あたりの税収は約2兆6300億円です。
税率を5%上げて10%にすると仮定すれば、全国で約13兆円の増税となり、国民一人あたり10万円を超える増税になります。
なので、仰るような意味で病院の「消費税倒産」もありうる事態でしょうね。条件もまったくかえなければ。
なにより患者のアクセスが心配ですね。
氏の姿勢は、氏のいう左派に求めるものは格別厳しいのだが、一方で、口にはするが、税制をゆがめている現在の実態、つまり大企業や財界優遇の税制への根源的な批判がないばかりか、税金のつかいみちにまったく言及しないのは、氏のよってたつところを自ずと示しているように思えてならない。再び、氏が世論をミスリードする懸念をいだくのは私だけではないと思うのだが。(「世相を拾う」08028)<<
同感です。
山口二郎という人間は、信用できない人であると同時に、権力に批判的なポーズをとりながら、権力のために尽くすという、薄汚い幇間ですね。
氏の姿勢は、氏のいう左派に求めるものは格別厳しいのだが、一方で、口にはするが、税制をゆがめている現在の実態、つまり大企業や財界優遇の税制への根源的な批判がないばかりか、税金のつかいみちにまったく言及しないのは、氏のよってたつところを自ずと示しているように思えてならない。再び、氏が世論をミスリードする懸念をいだくのは私だけではないと思うのだが。(「世相を拾う」08028)<<
同感です。
山口二郎氏は、権力に批判的なポーズをとりながら、まったく信用できない人で、ゆわば、様子をしながら権力に阿る、幇間みたいな人ですね。
エントリーでふれましたが、彼は小選挙区制導入に熱心でした。だから、このことでもはっきりしているように、根っからの二大政党制推進派ですよね。