コメント
 
 
 
質問 (名もない軍属)
2007-02-13 23:57:11
ちょっと待っていただきたい。日本が高齢化社会であることや、フリーター人口が多いということは、とりもなおさずそれだけこの国が豊かだということのメルクマールではありますまいか。格差社会、貧困化が叫ばれるわりに、日本に難民や餓死者、浮浪児があふれているという話は聞いたことがない。これは高校に例えたら、灘高のなかで自分は劣等性だと嘆いているというのに等しい状況なのではないでしょうか。世界一の豊かさのなかで叫ぶ格差。飼い犬までメタボリックに悩むこの国の状況をアフリカの貧しい人々が見たらどんなに悲しい気持ちになるのかと思うと、私は恥ずかしいです。
 
 
 
コメントありがとうございます (これお・ぷてら)
2007-02-14 07:12:09
丁重なごコメント、ありがとうございます。

ご紹介いただいた朝日の記事は、「ビッグマック一個がどのくらいの労働で食べられるかという調査」ですから、比較する際には、物価(サービス含む)と賃金がその尺度になるでしょう。賃金は平均的な数値がもちいられていると思います。
また、「豊かさ」指数とは人間開発指標でしょうから、平均寿命、教育水準(成人識字率と就学率)、国民所得を用いて算出しているものですね。
一方で、貧困についてはOECDが公表しています。その指標は周知の通り相対的貧困率といわれるものです。中央値の50%未満の等価可処分所得を有する人々の割合、というものです。OECDはそれが拡大していることを指摘しました。

>日本は貧困なのか豊かなのかどちらなのでしょうか。データも取り方次第で、いくらでもトリックが可能なのではありますまいか。

ですから、貧困なのか豊かなのかどちら、「トリックが可能」というより、何にもとづいて何を表しているかの問題でしょう。エントリーで問題にしているのは、貧困と格差ですから、わかりやすくいえば、国民の2割が8割の所得を有している日本の現状をふれているわけです。

アフリカの貧しい人々にたいする「名もない軍属」さんのまなざしは、日本の8割とはいわないまでも、その底辺にいる人びとにも、おそらく投げかけられていると思いますし、理屈の上でもそうでないといけません。その方がたは、たぶん灘高生にはもとよりなりえず、「メタボリックに悩む」犬をもつこともできないだろうと、私は思います。
別の表現をすれば、このエントリーはそのまなざしについてのべているといえるでしょう。

まったくの余談ですが、参照されている記事のなかの日本マクドナルドが、アルバイトにたいして賃金未払いであったことが以前、報じられました。利潤追求がいかにしておこなわれているかを示すという意味で、これもまた「日本の豊かさ」の一面なのでしょうね。
 
 
 
Unknown (ゴンベイ)
2007-02-15 08:38:22
東京新聞 核心  2007.02.15
* 朝日訴訟から半世紀 『生存権』再び
http://www.tokyo-np.co.jp/00/kakushin/20070215/mng_____kakushin000.shtml
 
 
 
Unknown (そなちね)
2007-02-18 14:53:52
最低賃金引き上げというとすごく正しくて皆賛成と言いたくなるような内容ですが。

それが日ごろ自分が買い物をしている店の商品価格上昇に直結すると考えたらどうでしょうか?

それに格差や富の再配分を主張なさる方の多数が、自分は再配分を受けるほう、格差を是正される方、もしくは中間層と考えていて、自分が格差、富の再配分の際に価値組みの中に組み入れられて負担が増加するという可能性や覚悟を考えているのか疑問です。
 
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