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安全保障体制とは? (くまがわ直貴)
2008-01-16 18:58:56
 「安全保障」がテロ対策特措法やインド洋給油問題で今ほど注目されている時はないと思います。
 「安全保障」とは、一般的には、国民の生命・生活・財産を守ることと思われがちですが、実際は異なります。
 自民党安全保障調査会が昭和38年にまとめた中間報告によれば、「安全保障」と「防衛」は明確に区別され、国家の「安全保障」とは「国家の成立そのもの(成立・存続の原理を含む)」を維持することであり、「防衛」は「安全保障」の一側面でしかないと定義付けられています。

 現行の日米安全保障条約を読んでいる政治家がかなり少ない現状は由々しきものがあります。
 (実は、小沢一郎氏は、旧・新安保共に正確にそらんじている)
 良い悪いは別にしても、安保体制の日米間でははっきりと「相互及び自助の協力」が謳われており、このことが現在の「テロとの戦い」における後方支援活動の根拠となっているのですが。
 
 
 
軍事的関与ではなく。 (これお・ぷてら)
2008-01-17 12:40:06
察するに、くまがわさんとは立場が違うようですから、新テロ法にたいする私の考えをあえてのべようとは思いません。

現実には、給油支援という形ですが、米軍などの戦闘行為に加担しているという事実がある。これを憲法に反するとみるかどうかでお互いに考えがちがう。
そこで、テロをなくすというのですが、伝えられるところから判断すると、治安情勢はむしろ急速に悪化している。この現実は米軍が戦闘行為を繰り返し、泥沼化すればするほど、反米の意識は増幅されるという見方を支持しているように思えるのです。
解決しようと思うならば、まさに今、アフガンの政権が志向しているような、反政府武装勢力の国際的なテロリストを除いた部分とは、政治的交渉によって和平を達成する探求を支援すべきではないでしょうか。
アフガンの人びとが求めているのが、再建と開発であるとすれば、なおさら日本は軍事的関与ではなく、再建・開発を支援すべきです。
中村哲医師らの経験は、何がほんとうにアフガニスタンの人びとが望んでいるのかを教えてくれているのではないでしょうか。
 
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