コメント
 
 
 
遅くなりましたが (千年虫)
2007-01-08 13:05:40
明けましておめでとうございます。今年もよろしく。

今回の記事と関連することを、昨日一昨日こちらのブログでも書き留めておきました。
忙しくて覚書程度なので、さらに省略してコピーさせていただきます。補足、修正等ありましたらご教示いただければ幸いです。


日本の好景気、58ヶ月に渡り経済成長が続いているそうだけど、これ、単純に考えてウソ。

実質経済成長率=名目経済成長率-物価上昇率

ところが日本経済では、長らくデフレが続いた。デフレ時に物価は下がる。
だからマイナスからマイナスが引かれることになり、成長率は計算上では、常にプラス。
経済成長率を出す式が、デフレにより前提から崩れている。
加えて物価上昇率のマイナス、要するに物価の下落は、たいてい給料の下落を伴う。
これまでの好景気というのは数字のうえのまやかし。

格差社会だ貧富の二極分化だと言っても、金持ちは貧乏人より圧倒的に少ない。
だから日本の国内景気はこのままいけばどんどん悪くなる。金持ちが消費に貢献する額より貧乏人が消費できない額の方が多いから。
内需を牽引するのは中間層だけど、それをボロボロにしたら景気も治安も悪くなる。


 
 
 
千年虫さんへ (これお・ぷてら )
2007-01-08 18:38:07
千年虫さん、おめでとうございます。
山家悠紀夫さんによれば、景気が「いい方向へ向かっている期間」が戦後最長となったのであって、「いい景気の期間」が最長となったということではないということですね。つまり、景気の谷の部分から山の部分へむかっている期間が「いざなぎ」景気を超えたということでしょう。
でも、千年無視さんがおっしゃっているように、個人の懐具合がちっとも温まっていないのが、「いざなぎ」とはちがう今回の特徴ですね。これでは個人消費は伸びない。

>格差社会だ貧富の二極分化だと言っても、金持ちは貧乏人より圧倒的に少ない。

そのとおりですね。二極分化といっても、分かりやすくいえば、一握りの金持ちとその他大勢という二極化ですね。これからはいわゆる「中流」にねらいが定められていくわけですから。まったく千年虫さんの描いておられる構図になると思います。

今後ともよろしくお願いします。
 
 
 
コメントに (千年虫)
2007-01-09 00:28:51
誤りがあったので直したうえで補足させていただきます。


>だからマイナスからマイナスが引かれることになり、成長率は計算上では、常にプラス。

名目経済成長率がマイナスでその数字が物価上昇率を上回っている場合、成長率はマイナスになります。もっともこれは明らかなデフレ不況、市場規が縮小している可能性もあるので、やはり好景気とはいえません。
そして市場規模が縮小していれば、その期間内では景気がいい方向に向かってもいないことになります。
だからデフレ下では特に(インフレでも当然ですが)、景気動向の質、内容を捉えることが必要となります。

 
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