コメント
 
 
 
「全員参加の原則」「非差別の原則」 (仲@ukiuki)
2007-01-21 08:55:34
TB&参照ありがとうございます。

機会の平等について分析される橘木氏の分析、参考になります。憲法学の本を読んでいると14条関連でほぼ確実に出てくる言葉だと思うのですが、「全員参加の原則」「非差別の原則」といった具合に具体的に分析・説明してくれている本は見たことがありません。さすが経済学者は視点がまた違う、と感動しました。

石川島播磨重工業のこニュース、びっくりしました。40年近くにわたってこんな排除が行なわれていたなんて。まっとうに公正な活動を展開している営利企業なら社員の思想信条など業務に関係ないはずですし、組合活動を理由に弾圧していたなんて、日本国憲法下ではあってはならないことです……と書いても虚しく思える現実が、ここ40年近く、他でもあったんでしょうね。再発防止の誓いを経営側が守ってくれることを期待します。それだけでも十分、前進でしょうから。

今後ともよろしくお願いします。
 
 
 
Unknown (うずら)
2007-01-21 13:06:21
正社員であれ、非正社員であれ、同一賃金同一労働の方向性にもっていかないと駄目だと思います
性別や年齢差別等を廃止しないと機会の平等は保たれないでしょうね
企業側が労働者側に配慮した仕事の効率を図ることが一番大事だと思います
ヨーロッパでは日本みたいに長時間労働でサービス残業をしている国はほとんどないとききます
おそらく国が営業は昼だけで夜は各分野ごとで営業禁止にして規制しているからだと思うからです
そうしないと各分野ごとの公平な競争はできないと考えるからでしょう
企業が万が一倒産しても、国が十分なセーフティネットで労働者を保護して労働者が次の分野の仕事に就けるように斡旋するのが国の本来の役割でしょう
そうじゃないと国民の生活不安は死ぬまで解消されないでしょう
生活不安から犯罪が多発して刑務所が福祉代わりになったらと思うとぞっとします
この国の政治家や官僚達は自分達の保身や売国政策には精を出して自国民の生活保障にはそっぽを向いている
先が思いやられます


 
 
 
Unknown (これお・ぷてら )
2007-01-21 15:28:08
>仲@ukiukiさんへ

コメントありがとうございます。
貴記事にはたいへん多くのことを教えていただきました。ありがとうございます。

思想・信条で差別、民族で差別、どちらも断固許されないことです。40年、どんな思いだったのか知る由はありませんが、ともあれ和解したことは前進でしょう。まだ未解決の事件はたくさんあるようですから、即刻解決することが望まれます。
今後とも宜しくお願いします。


>うずらさんへ

>正社員であれ、非正社員であれ、同一賃金同一労働の方向性にもっていかないと駄目だと思います
性別や年齢差別等を廃止しないと機会の平等は保たれないでしょうね
企業側が労働者側に配慮した仕事の効率を図ることが一番大事だと思います

まさに仰るとおりだと思います。
ほかのエントリーでふれましたが、ホワイトカラー・エグゼンプションは、これまでの「賃金が労働時間によって決定されるという大原則」を崩すものだと思います。非正規、正規を同一賃金にするには物差し、たとえば時間あたりの賃金単価が必要になるわけですから、政府の考えている方向=ホワイトカラー・エグゼンプションでは、まったく対処できません。そもそも同一賃金も頭になく、しかも時間で賃金を決めようということではなしに、すでに導入されている、資本家に都合のよい「成果主義賃金」を広めようということでしょう。

政府は小手先の最低賃金制見直しを口にしましたが、少なくとも生活保護基準を上回るものを確立することが階差是正でまずやることでしょう。むろん同一労働同一賃金は遵守、です。
 
 
 
TBありがとうございます (アイヌ語に振れよう会・事務局)
2007-01-25 23:11:21
TBありがとうございます。これから日本も、いろんな国の人が増えて、隣国との緊張も高まりそう(…とあおっている人が一部いるだけ?)なのに、結構古くからこの国にいる人達の機会が、いつまでたっても平等にならないのは、よいことではないですね…
「入学先の学校で朝鮮語(あるいはアイヌ語)」をカリキュラムで教えろ、といっているならともかく(歴史経緯からすると、どちらも「旧植民地」)普通に入ろうとしているだけなのに…と思ってしまいます。
 
 
 
Unknown (これお・ぷてら)
2007-01-26 08:47:55
コメントを頂戴し、ありがとうございました。

>結構古くからこの国にいる人達の機会が、いつまでたっても平等にならないのは、よいことではないですね

そのとおりですね。日本が単一民族からなっていると本気で考えている人がまだまだいるように思います。
たとえば、いわゆるマイノリティへのまなざしをいかにもつかとても大切なことなのに、少なくとも今日の日本は、しかも最も苦しんでいる人びとを見てみぬふりをし、ごく一握りの富裕層とそのほかの人を切り離そうとしているようにさえ思います。どこかでストップをかけたいですね。
今後とも宜しくお願いいたします。
 
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