Avonte Oquendo君という14歳の黒人の男の子で、10月4日に在学している学校を抜けだしたまま、
行方がわからなくなっているのです。
行方不明になった日から4週間以上も捜索が続いていますが、残念ながら有力な手がかりがほとんどありません。
最初は学校所在地であるQueensのLong Island City周辺一帯に写真入りのビラが貼られ、
近隣をあげて捜索、その後、彼が地下鉄あるいは他の鉄道に乗った可能性が出てきたため、
今は鉄道で繋がる周辺の州にまで捜索範囲が広げられています。
地下鉄の車内にもビラが貼られ（写真は車内のもの）、車内や駅の放送でも情報提供が呼びかけられていて、
無事に戻った場合に支払われる懸賞金の額も9万ドル近くに達しています。
Bring Avonte Home
このような大々的な捜索網と情報拡散が展開されている理由は
Avonte君は自閉症で、自閉症といっても一様ではなく、
彼の場合は言葉でコミュニケーションがとれない、という障害があるのです。
自ら誰かに向かって「助けて！」とか「僕がAvonteです！」ということができない、また
「あなたはAvonteなの？」と聞かれても言葉で上手く返事ができないのです。
だから、周りが彼に気づいて発見することが非常に大きなポイントとなっているのです。
そんなわけで、私もこのニュースを耳にしてから、地下鉄とか外出先で似たような子がいないか、
さりげなく探したりしているのですが、時間もかなり経過しており、難しい状況になっています。
ニューヨークのローカルニュースによると、引き続き捜索中ということで
少しでも手がかりや情報が入るとよいのですが。
Teen mistaken for missing autistic boy Avonte Oquendo in East New York
Avonte君の家族のご心痛はいかばかりかと思います。無事で見つかりますよう心より祈っています。
