2月2日にまめまき会がありました。
鬼が来ることを伝えずに朝から相撲を楽しむげんげつ組の子どもたち。
そこに、絵の具で手を赤くした主任の先生が、「鬼にやられた」と鬼が来た事を伝えると、子どもたちはパニックで端に逃げていました。
鬼が来たことを知った子どもたちは、まず鬼に見つからないように、ドアの窓に新聞紙や布をテープで止めてから静かにいざよい組、もちづき組、げんげつ組で集り、全員で作戦会議をしました。
そこで考えた鬼を退治する作戦は
①ドアの前にボールを置いておいて、鬼を転ばせる。
②いざよい組の選ばれ志、6人が前に立ち、鬼に立ち向かう。
③みんなは、まめの替わりに新聞紙で作ったボールを持ち、鬼にぶつけてやつける。
作戦通りみんなで配置につき、ドキドキ、ハラハラしながらも、強い気持ちで立ち向かおうとしてました。
ドーン!ドーンと足音と低い声が聞こえ、ドアが開き、鬼が来た途端、怖がって逃げる子どもたち。作戦①は鬼がボールを踏まずに避けながら歩いてきた為失敗に終わり。作戦②は鬼に立ち向かおうとしたが、鬼に捕まってしまう子や怖くて逃げる子がいました。作戦③は鬼にボールをぶつけるが、鬼に効かず、「弱い気持ち、悪い気持ちの子はどこだ」「いつも見ているぞ」と鬼に言われ、陰に隠れようとしたり端を走り回ったりと逃げて捕まらないようととにかく必死!!
げんげつ組の子どもたちは、いつもの様子を鬼に知られており、半分以上が捕まり、担任の先生も捕まってしまい怖がるばかりでした。鬼から捕まった友だちや先生を助けるには相撲で鬼に勝つことと言われ、誰が鬼と相撲するかとなった時、「怖くて行けない」「捕まりたくない」と助けたいけど怖いの気持ちが強く動けないげんげつ組。
その時、相撲を毎日熱心に頑張っていた子が、友だちやみんなから励ましを受け、「がんばる」と今にも泣きそうになりながら勇気を振り絞って、鬼の前に立ち、相撲を取る姿がありました。鬼を押すが鬼の強さに圧倒され何度か諦めようとしましたが、みんなからの応援や相撲で頑張ってきた強い心をもって最後まで鬼を押し続け、土俵の外に出しました。
その瞬間、みんなで喜び、倒した達成感や諦めずに立ち向かった強さを感じ、鬼に捕まった友だちや担任も解放され、「助かった」「本当にありがとう」の気持ちを心から感じていました。
その後は、鬼と仲直りをして、自分の心の中の"弱い気持ち” “悪いことをしてしまう気持ち”に子どもたちが勝てる自信やみんなと乗り越えたことでまた成長に繋がっていました。
これからも自分で頑張れることや頑張ろうとする気持ちに寄り添いながら友だちの姿を励ましたり、一緒に協力していきながら自信や達成感をたくさん感じていきたいです。