言葉の救はれ・時代と文學

言葉は道具であるなら、もつとそれを使ひこなせるやうに、こちらを磨く必要がある。日常生活の言葉遣ひを吟味し、言葉に学ばう。

有吉佐和子を讀む

2014年08月12日 07時01分22秒 | 日記・エッセイ・コラム

江口の里 (中公文庫 A 21-4) 江口の里 (中公文庫 A 21-4)
価格:¥ 441(税込)
発売日:1975-08-10
 引き続き、有吉佐和子を讀んでゐる。

短篇を三つ。

「江口の里」カトリックの信者として、教会のあり方を問ふ。とても知的な会話が興味深い。

「ともしび」私には全く縁のないバアのママとその従業員たちの会話。とげとげしいところのない、自由な心遣ひが印象的。

「孟姜女考」中国の伝説についての話。中国訪問団の一員として行つた時の経験をもとに書かれたものである。やはり有吉は才媛なのである。

「江口の里」が良かつた。

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