グルメのけんちゃん

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飛騨の匠

2008年05月24日 | イベント・お勉強・セミナー
昨日は高山の有名な木工メーカー6社の工場見学をした。
TVなどのメディアでもよく取り上げられる飛騨の匠。
最近元気が無い。高級な家具に使われる匠の技術は使われないと伝承できないのだ。

ニトリやIKEAなどMADE IN CHINAの家具が横行して価格競争では3倍もの差が生じているのが現状。無垢の貴重な家具用材も、欅や栃こそ内地産だが、オークやウォルナットなど多くはアメリカや中国からの輸入に頼っている。昨年から今年にかけて4割もの調達価格上昇を製品単価に添加できないばかりでなく、注文自体が激減していると聞く。

匠の技を伝承すべき研修生にものづくりの機会が与えられない。だから必然的に残業続きの中国へ研修させるために出さざるを得ないんだそうだ。
また、中国人の手の器用さ、スピードは平均すると日本人の2倍あるという。
到底太刀打ちでき様子が無い。

でも飛びぬけた熟練工は日本の勝ち。
座面のサンディングは腰掛けてみて違いがはっきりと感じ取れる。座り心地のいいものはやはり人気商品となる。
柏木工のオートクレイブ
曲げ木加工に関しては、オートクレーブに投入して煮沸後、慎重に曲げていく。無垢材は無欠点でないと失敗する。基本的に伸び側では剥離破壊を起こすのであくまで圧縮側の細胞組織を縮めることで曲げが出来ることを知った。
曲げ木セット治具
三次元の曲げ木技術が日の出を見るのはいったい、いつのことになるのでしょうか?


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