熊本城 本丸

金襴豪華な襖絵。2008年に本丸御殿の復元が完成して、桧の香漂う真新しい建物を案内いただきました。
慶長12年（1607）加藤清正築城？のお城自体も松本城がカラス城と呼ばれているのと同じく黒が引き締まって凛々しく見えます。大小天守閣の大きさに圧倒されます。

築城ラッシュの慶長時代、古い年代こそ緩やかだった石垣も技術革新と共に武者返しと呼ばれる切り立った造りとなり難攻不落も建築技術あっての代物だったようです。
石にはところどころ砲弾を受けた窪みがあり武器の技術革新と競い合う形で進歩を成し遂げたのでしょう。

大広間奥の格天井



大広間（対面所）の広さには圧倒されます。

全国的にも類例の無い地下通路「闇り通路」を支えている大引きの材積だけでも計り知れない予算が組まれたことでしょう。

こちらの城郭では、優に天守閣に匹敵する櫓が林立し空掘りされたお堀と相まって難攻不落の巨大要塞と称されました。