南斗屋のブログ

基本、月曜と木曜に更新します

「後見相当なのに、保佐開始の申立て」の記事より

2009年02月07日 | 成年後見
裁判官が書いているブログ
 curiousjudgeの個人的意見
に、
 「後見相当なのに、保佐開始の申立て」
という記事が載っていました。

 この記事に載っている
  架空の保佐開始の審判の申立人と、家裁調査官との会話
は、後見制度(保佐も含みますが)の矛盾というか、ユーザーである市民の側からの使いにくさの一面が表れています。

 申立人は最後に「家庭裁判所って、何て杓子定規なところなんでしょう!そんなことを言うなら、取り下げます。」
といっているので、この架空の会話の結論は、取り下げで終わるのではないかということが示唆されていますが、それでは現状はなんら変わらないというところに、むなしさを感じます。

 これは、制度(法律)が悪いんでしょうか。
 制度の運用(家庭裁判所)が悪いんでしょうか。
 ユーザーの制度ないし制度の運用への理解不足が問題なんでしょうか。

 自分の中でもまだ答えのでていない問題です。
 
 
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