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被害者は検察官の不起訴に対してどのようなことができるか

2005年12月01日 | 交通事故刑事事件の基礎知識
 検察官の不起訴に対しては、検察審査会に申し立てができます。 
 検察審査会は、裁判所にあり、不起訴処分をした検察庁に対応する裁判所に提出することになっています。
 例えば、千葉地検の検察官が不起訴処分をしたときは、千葉地方裁判所の検察審査会に申し立てをすることになります。
 申し立てには、不起訴処分をしたことの書面(これは検察庁で発行してもらえます)と申立書を提出すればよいことになっていますので、これだけであれば簡単にできます。
 もっとも、不起訴処分を覆すために、証拠を添付する場合は、どのような証拠をつければよいのかを十分に検討する必要があります。
 こうなりますと、弁護士と相談したほうがよいかもしれません。
 というのは、同じ事件については1回しか、検察審査会に申し立てができませんから、証拠をそろえて提出する場合は、慎重に申し立てをしないといけないからです。
 検察審査会のメンバーは一般人から抽選で選ばれます。
 審査は非公開です。
 結果は決定という形で来ます。決定の種類は、
 *不起訴相当・・・不起訴が妥当だということで、検察官の判断を検察審査会も認めたということです
 *不起訴不当・・・不起訴は不当であり、検察官の判断を認めない場合です。
 *起訴相当・・・不起訴は不当であるだけでなく、起訴が相当であるという、不起訴不当よりもさらに強い意見です。
という3種類があります。
 しかしながら、この決定には検察官を法的に拘束しません。
 ですので、検察官が起訴をするかどうかは、検察官の裁量になってしまいます。
 つまり、検察審査会が起訴が相当であるといっても、検察官が起訴しないことはあり、そうなってしまうともう起訴の手段は存在しないということです。
 近年では、再捜査の結果、起訴するという事例も、特に交通事故事件の場合は現れており、積極的に検察審査会を活用することが望まれます。
 




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