ナマケモノよねっちの「おもちゃ箱」

テューバのこと、音楽のこと~日々思うこと等々をナマケモノテュービストよねっちが語ります!

いざ!吹奏楽コンクール!楽器は手入れが命!

2010年06月16日 10時46分08秒 | よねっち雑記
全国の吹奏楽愛好者の皆さん!
梅雨入りと共にコンクールシーズン真っ盛りになってきましたね~
コンクール否定派のくせになんだよ~って声が聞こえてきそうですが(-o-;)
コンクールシーズン真っ盛りと言うことは、
練習も頻度が高くなると言うことですよね?
…と言うことは、楽器の日々のお手入れも
それだけ必要になってくる…と言うことですよね?
どうでしょう…金管楽器奏者の皆さん、ちゃんとお手入れしてますか?
楽器の手入れが行き届いてないと
いざ本番の時にヴァルブが上がって来ない…
または、テューバ(特にアップライトモデル)やユーフォニウムなど
抜き差し管が下向きの楽器などは、
知らぬ間に抜き差し管が抜けて落ちてしまう・・・な~んてことになります。
想像してください・・・
スパークの「ドラゴンの年」の第3楽章・・・
大体の楽器が16音音符と格闘する部分があります・・・
その架橋に入ったところで・・・第一ヴァルブが上がってこなくなる・・・
あるいは、保科洋さんの「古祀」・・・
最高潮の盛り上がり部分の振動で静かに抜けて来ていた抜き差し管が
重力の法則に従って・・・よりによって最後の静かな部分でカランカランカラン・・・
静まり返った会場に場違いな金属音が響き渡る・・・
どうです?
考えただけで、顔から火が出る・・・
若しくは緊張感が途切れる・・・そう思いませんか?
そうならないためにも、
日々の練習だけでなく
日々の手入れを怠ることなくやらなければならないのです。
手入れによって自分の相棒たる楽器の
不調やくせを知ることが出来
事前に修理に出したり、緊急時の対応を考えたりできるのです。
これ・・・当たり前のことだとお思いの方が多いことを祈ります・・・

なぜかと言うと、
よねっちの教えに行っていた中学校数校では
楽器の手入れの仕方を知らない子が多かったのですよ・・・
しかも、ご丁寧に3年生まで・・・
その学校は、コンクールで県大会を抜けて
上の大会に行くことが多かった学校です。
よねっちの担当楽器であるテューバの子たちは
演奏中にヴァルブの上がってこないのを
次の音を出す前に引っ張りあげると言う「神技」で凌いでいたのですよ・・・
これ・・・びっくりしました・・・
楽器を教える前に、楽器の日々の手入れを教えましたよ・・・
ヴァルブオイルの注す頻度や量、ヴァルブケーシングにガーゼを通すやり方や
ピストン自体を水洗いするやり方・・・
マウスパイプの掃除の仕方・・・などなど
特にマウスパイプの掃除の仕方を実践した時
マウスパイプの中はヘドロ状の付着物が
動脈硬化になった血管のコレステロールのようになってました。
フレキシブルクリーナーを通して洗ったところで
水道場には、奏者であるその子の絶叫が響き渡りました(笑)
だって、自分が吹いていた楽器の中から
どぶや下水でもお目にかかれないヌメヌメした「物質」が
大量に出てきたんですからね(笑)
この日の練習後、顧問の先生への申し送り事項として
全パートの楽器の手入れの状況確認をお願いしました・・・

その学校数校の演奏は、中学校とは思えない素晴らしいものです。
しかし、その裏では根本である楽器の手入れが全く出来ていない子が
無理やり吹いていたと言うことです。
そのような楽器で「海」や「運命の力」や「ブルーホライズン」などなど
それまで数々の難曲を吹いていたなんて・・・よねっちには出来ないなー
学生さんに楽器を指導される皆様・・・
あなたの教えている子供さん・・・練習は熱心でも楽器の状態は大丈夫ですか?

これから数回・・・
管楽器の手入れについて
よねっちの知ってることをお話したいと思います。

それから、毎度ですが(笑)
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