声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

クルマの履歴書

2023-07-22 07:39:00 | Diary
オンラインセミナーの投影資料に

《ご自分らしい画像を入れて自己紹介をしてください》と言われ、

アレコレ、探していたら
昔、乗っていたイタリア車の写真を見つけた。


マセラティ・ザガート・スパイダー91年型には
9年間乗った。

ハイオク限定、リッター2.8だっけ…?

ターボ付きで、スタート時によく唸った。
馬に乗るような、そんな感覚だった。

相性が良かったらしく、9年間で止まったのは2度だけ、

1度目は街中の交差点での信号待ち、
2度目はラジオ局の駐車場に入った途端にエンスト。

2回とも、知人のメカニックさんに助けてもらった。

派手なイタリアンレッドにオープンカー、音も大きいし、ガソリンを撒き散らしながら走るような車だ。

もともと展示車で売れ残っていたのだが、
なぜか私は惹きつけられた。

一度、初対面の某新聞社の男性から、
この車のことを「趣味が悪い」と言われ酷く傷ついた事があった。

個人の趣味嗜好で他者の愛車をとやかく言うのはとても非常識なことだ。

言われた直後に私は、その男性の人格を疑った。


当時の私は、このクルマに乗るために仕事をしていた。
全てのギャラをこのクルマに注ぎ込んでいたのだ。

私にとって車は、その時々の人生を反映する物でもあるのだから、
あの時、私は自分の生き方を否定されたと思った…

今でも、あの時の屈辱は心の傷になっている。


もし、これまでに乗ったクルマで1番の愛車を挙げるなら、
やはり、このマセラティがNo.1だ。

幼稚園の送り迎えもこのクルマだった。

幼い息子たちを乗っけて走っていたら、
後ろの車のドライバーがニコニコ笑いながら息子たちに手を振ってくれていた…

クルマとともに過ごした幾つもの楽しかった想い出がよみがえる。


しかし、
今コレに乗っていたらヒンシュクものだろうな…


今は、
ダルメシアンのステッカーを貼った国産エコカーに乗っている…

やはり、
私にとってクルマはライフスタイルそのもの、
人生そのものなのだ。


《クルマの履歴》を振り返ってみると本当に面白い。

ちなみに夫の場合は、
バブルの頃は、ロールス・ロイスに乗っていたが、

バブルが弾けた直後は、
中古の軽自動車に乗っていた…

そんな時代もあった。

まさに、クルマは人生そのものである…

(^_^;)












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