声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

フランス一人旅~マダムMを訪ねて(16)

2016-01-09 11:11:54 | 旅の楽しみ
『アルル~アヴィニョン法王庁』

1月9日 くもり

昼過ぎからアルルへ出発することになり、
まずはマダムのスクランブルエッグとクロックムッシュで軽いブランチ。

フランス人は、クロックムッシュ(ハムとチーズを挟んで表面を焼いたホットサンドイッチ)をよく食べると聞いているが、
以前から不思議に思うのは、このクロックムッシュという名前である。

クロックというのはサクッとかパリッという意味で、ムッシュは英語で言う所のMr.という意味らしいのだが、
ミスター・ドーナッツみたいな軽い乗りで付けた名前なのだろう。

そういえば何かの料理本で読んだが、クロックマダムというのもあるそう・・。

クロックマダムはクロックムッシュの上に目玉焼きを乗せただけのものだとか
オーブンやトースターではなくフライパンで作るのがホンマもんだと聞いている。

フライパンで作るからカリッとして美味しいのだということを、マダムの作ったクロックムッシュは実証している。

チーズハムトーストは日本でもよく食べるが、今度はフライパンで焼いてみよう。
きっといつものと違って、カリッとした美味しいのができるかもしれない。

腹ごしらえが済んで、いよいよアルルへ・・。

アルルといえばビゼーの「アルルの女」とゴッホの描いた「跳ね橋」が有名。

バニョールから、小1時間くらいでアルルに到着。



これまでに何度も、南フランスを訪れる客に付き合わされているコリーにはさぞかし退屈だろう。
車の中でクイズをしながらだったので、あっと言う間に着いたような気がした。             

アルルの闘技場は、石畳の坂道を登って行ったところにあった。



まだ雪が残っている石段を上がって行くと、古い石造りの闘技場が見えてくる。
シーズン・オフと言う事もあって、改修工事中だった。


紀元前1世紀のふる~い建造物だが、大きな円形の闘技場では今でも闘牛が開催されているのだという。



オランジュの古代劇場もそうだったが、こちらの人は古いものを保存するだけでなく大事に使っているのだ。
「木の文化」の日本では、紀元前の建物なんて信じられないが「石の文化」であるヨーロッパでは家にしろ公共の建物にしろ何百年もの間、存在し続けることが出来る・・・

このこと自体私にはスゴイことのように思えるのだが、
フランス人たちは当たり前に使い、当たり前に生活している・・・。

その事実を、今回の旅で目の当たりにした私は度々カルチャーショックを受けてしまった。







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