声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

女誡扇綺譚

2017-06-11 15:39:21 | Diary
先日、義母から

「今回の芥川賞は、読んでみた?」

と言われ、

そういえば、このところ「火花」と「スクラップ・アンド・ビルド」以降の受賞作品を読んでいないことに気づき、

世の中の流れから取り残されているなぁ〜と感じています。

山下 澄人さんの「しんせかい」を読んだ方は、
どのような感想を持たれたのでしょう?

義母いわく

「登場人物が多すぎてね、途中で誰が誰だかわからなくなるんだけどね…」

とのこと。



昔、「カラマーゾフの兄弟」を読んでいて

登場人物の名前が覚えられず、断念したことがありましたが、

それに加え

最近は一作品を読み続ける集中力も体力もなくなりつつある私にとって、

登場人物が多過ぎる小説を読み続けるのは至難の技かも…。

(。-_-。)

とはいえ、

本を読まないとボキャブラリーが、年々貧困になっていくようで焦っているのです。

そんな中、

せめて、週に一冊と思いながら読んでいるのは全て短編…しかも、どうしても好きな作家を選んでしまうので、

最近の作家さん、特に芥川賞作家さんのモノは後回しになってしまうのですよね。


その偏りで選んでいる小説の中では、

つい最近読んだ、台南の安平・禿頭港の
実際に存在する廃屋をモチーフにした

佐藤春夫の「女誡扇綺譚」が印象に残りました。


台南の歴史を彷彿とさせる佐藤春夫の巧みな情景描写に、グイグイと物語の世界に引きずり込まれ、

読み終わってからも、自分の頭の中に描いた「絵」を思い浮かべ、しばらくストーリーを反芻している自分がいました。

もしドラマ化するとしたら

主演女優は、堤真一さんと沢尻エリカさんかな…。

私、老婆の役で出たい…。💦







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