声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

年に一度のお返し面

2022-09-28 21:12:00 | Diary
毎年9月に迦葉山に行くのが、いつからか我が家の恒例行事になった。

最近は、過去の出来事をすぐに忘れるため、
こうやって日記代わりのブログに記録しているが、
読み返してみると初回は2015年だったようだ。

一昨日迦葉山へ《お返し面》に行ってきた。

もちろんHalは駐車場までしか行けないが、昨年同様にドライブがてら一緒に連れて行くことにした。

途中のお面屋さんで、今年の天狗面を探していると、
話し好きの女性店主が出てきて、

「あ〜ら、キレイな101匹わんちゃん!」
と甲高い声を上げた。

「去年も連れて来たんですよ」
と言うと、

ハッとした表情で何かを思い出したのか
奥の方に走って行き、

「新じゃがどうぞ!」
「お煎餅とティッシュも!」
とオマケをつけてくれた。

サービスがいいのはいつもの事だが、

店主曰く
「年々お参りに来る人も減っちゃって…」
なのだそう。

「コレも高齢化のせいですね」
と半ば諦めているかのような表情を見せた店主に

「来年も来ますから!」

と声をかけたが、
考えてみれば、こんなクネクネとカーブだらけの山道を車で登って行けるのも今のうち、

そのうち運転できなくなれば訪れる事もできなくなる、
元気で運転できる時間は限られているのだ。

迦葉山の《お返し面》は、よく考えられたビジネスモデルではあるが、

このまま参拝客が減り続けて行くと
ビジネスとしては成り立たないし、
伝統の天狗面を作る地元民もいなくなるだろう。

それは、とても残念だ。

少なくとも私と夫にとっては、毎年来られることが家内安全の証でもあるわけで、

できるだけ長く、この恒例行事だけは続けたいと思っている。

お天狗様に一年の無事を報告できるよう、また来年も必ず来られるよう努めたい。

画像は、お面屋さんの《看板娘》
甲斐犬の天子ちゃん、6歳。
つぶらな目が愛らしい。

ちなみに天子ちゃんにHalのオヤツのビスケットをあげてみたが、
クンクン匂いを嗅いだだけで食べなかった。

(^^;;










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鼻をかじられたHal

2022-09-28 20:51:00 | 大型犬との生活
最寄駅の駐車場から、そのまま犬の幼稚園にHalを迎えに行く。

犬にとって1日は、人間で言うところの5日らしいが、
恐らくHalは一日千秋の思いで待ってるに違いない。

車から降りると同時にHalの鳴き声が聞こえた。

連休で人手不足らしく若い男性スタッフが1人で世話をしているようだ…

夫が迎えに来たことを伝えると、
連絡手帳を探しに行ったのか、なかなか戻ってこない。

Halの鳴き声のするドッグランの方を覗くとHalは繋がれたまま他の犬舎にいる犬と鳴き声で交信をしていたようだ。

ワンワン、ワンワンと別の大型犬が鳴くとそれに対してHalも同じようにワンワン、ワンワンと応えている…

それを見た夫が言う。

アレは、
「オマエんちの飼い主はこないよ!迎えになんか来ねえよ!」と
長期で預けられている犬がHalをからかっているのだと…。

その犬にHalは
「そんなワケねえだろ!おらんちのトーちゃん、カーちゃんは迎えにくるっていってたもん!」
と、必死に反論していたのだと。

夫の想像も、あながち外れているように思えない。

そういえば以前よりも、長期預かりの犬たちが増えているように思えるのだ。

飼い主の高齢化という事もあるだろうか…。

そういえば、
Halを預ける時にスタッフから「1カ月ですか?」なんて妙な事を訊かれたのも、
長期の預かり犬が多いと言うことの表れだろう。

何だかなぁ…。

どうやら間の悪いタイミングだったらしく
Halは異様なほど興奮状態で、

車に乗ってからもなかなか鳴き止まない。
こんなに興奮したHalは初めてみた…

2年ぶりのペットホテルで、刺激が強すぎたか。

それに、
よく見るとケンカでもしたのか、Halの鼻の皮が…

あ〜あ…(涙)













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独身を満喫する息子

2022-09-28 20:13:00 | Diary
広島から羽田までの帰りの飛行機は始発便。

機内に入ると、
すぐにCAさんがやってきて

「失礼ですが、昨日もご搭乗いただいていましたか?」

と声をかけられた。

「はい、覚えていてくださったんですね!」

と答えると、

「とんぼ返りですね!」

と目を丸くして笑うCAさん、

「そうなんです、甥の結婚式に新幹線でいくはずだったのが運休になって、急きょ空路に変更したんです。おかげさまで披露宴に間に合いました」

と答えると、
「それは、よかったです。少しの間ですが、ごゆっくりお過ごしください」

と、ニッコリ笑った。

旅の疲れを癒やしてくれるような素敵な笑顔だった。

(あんなお嬢さんだったらいいなぁ…)

我が家の長男も30代半ば、年は甥っ子より1つ下だが、
全く結婚する気もないらしく独身生活を満喫している。

親としては、本人の意思を尊重しているが、
甥っ子の幸せそうな姿を目の当たりにすると、どこかに良い御縁はないものかとつい思ってしまう。

長男とは5月14日に都内で30分ほど会って話したが、
横浜に引っ越ししてからは電話で話すだけだ。

ちょうどいい、新幹線に乗る前に会いに行くか…羽田からならリムジンバスで30分程度だし直通で行ける。

そう考えて夫に話すと、
「引っ越した部屋でも見に行くか」
と頷いた。

夫と長男が会うのは、
私の手術の日以来だから、約4年ぶりだ。

マンションまで少し歩く事になるが、さすがに久々のパンプスは疲れる。
バスを待つ間に空港内のショップでフラットシューズを買って履き替えた。






息子の1LDKの部屋は、思いのほか整理されていた。

街並み全体が落ち着いたレトロな雰囲気だからか、
それとも息子も、それなりの年齢になったからなのか…
8月まで住んでいた湾岸エリアのワンルームと比べると、ぐっと落ち着いた雰囲気だ。

天気が良いので、街を案内してくれると言う息子に誘われて、
親子3人で散歩がてら、近くのカフェでティータイム。

街路樹のポプラの葉に陽が降り注いでいる。

こんな穏やかな時間を息子と過ごすのは何年ぶりだろう…

遠回りして得した気分だ。

これも空路で時間の余裕ができたおかげだなぁ…

前日のドタバタから24時間、
本当に中身の濃い2日間だった。

帰りの新幹線で何を思ったのか突然夫が言う。

「両家代表の謝辞かぁ、オレああ言うのは苦手なんだよなぁ」と…。

「心配ご無用、そんなチャンスは一生ないわよ!」

と、迷わず即答しながらも一抹の寂しさを感じる自分がいた。

(-。-;














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