声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

リアル・ドクターX

2019-12-14 10:35:00 | Diary
CT検査室で
20代の男性技師から呼ばれて中に入ると、

「上着を脱いで横になってください」

といわれ、
戸惑いながら上半身インナー姿に。

「金具が付いているのは、ありますか?」

「ブラのホックが」と言うと、

「じゃ、取ってください」との指示に

「えっ?ここで⁉︎」

と周りを見回すと脱衣用のカーテンもない。

ますます戸惑うが

(ま、いいか)と脱ぎはじめると、

女性スタッフが飛んできて

「大変失礼しました!更衣室にご案内します!」

と、出たところにある更衣室に案内してくれた。

「そういえば、以前は更衣室で着替えたのに、どうしてかな?と思いました」

と苦笑いしながら言うと、

「本当に申し訳ありません!」

と、謝ってくれた。

若い男性スタッフは、
単に事務的に作業をこなしていただけだし、
悪意があったわけではないのはわかるけれど…

オバさんだってね、
まだ、恥じらいはあるのよ。( *`ω´)

大腸内視鏡検査では、

ファイバースコープが通る時の痛みに耐えつつ
自分の腸管をじっくり観察…

そろそろ終わりかなぁ…と思った瞬間に
タコの頭のようなモノを発見。

S字結腸にできたポリープだという。

「良性だと思いますが、とりますか?どうしますか?」

と訊かれたので、

「明日の仕事に影響しますか?」
と訊くと、

力仕事や重労働でなければ問題ないと言う。

「じゃ、取ってください」

若い男性医師は無表情に

「ハイ、ではとります」

と言って、看護師にテキパキと指示を出した。

ここからが面白かった。

ワイヤーのような物でタコのアタマを挟んでキュッとしめてプチン、

切れたタコのアタマが私の腸管の右斜め上のあたりで浮遊しているのが見えた。

傷口は少し白くなって多少の出血はあったが、

「クリップでとめますね」

と言いながら、

黒っぽくて細長い小さなヘラのようなモノでパチンパチンと二箇所をとめて終わり。

浮遊しているタコのアタマは?

と思っていると

スルリと掴んで回収されてしまった。

画像を見ながら

( リアルドクターXだ!)

と感動。

「ポリープ見ますか?」

と言われて見せてもらったタコのアタマは、

外に出て萎んだせいか

わずか5mm程度の小さな物体だった。

ポリープ切除の所要時間は、2〜3分だっただろうか…あっという間だ。

すごいなぁ…今の医学は。

主治医の検査結果の説明では、CTの結果も血液検査も異常なし。


血液内科で受けた多発性骨髄腫の検査の結果も異常なし。

ドクターが、宮川花子さんの場合と
私の検査結果のデータを比べて、わかりやすく説明してくれた。

一年目を無事クリア。

元気で過ごせることが、

何よりありがたい。







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