声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

9月17日

2015-09-17 23:00:47 | Diary
入籍した日から、ちょうど一年後に生まれた長男に誕生祝いのメッセージを送ったところ

「後で電話する」との返信…。

例によって取り留めの無い話をして
「じゃ、おやすみ~」

と切ろうとすると、いきなり

「安保法案に賛成?反対?どう思っているの?」

と切り出してきた息子、

( そうだよ、浮かれてる場合じゃないよね )


「徴兵制はありえない」

という息子に理由を訊くと

「もし、あったとしても素人が行くような戦争じゃないだろ?」


「母は、戦争ができる国にする事には断固反対だよ」

そう答えながらも

「ただし、現状で本当に国家の平和は守れるのか世界状勢を踏まえて冷静に考えてみる事も必要だよね 」

と話すと

それには同感だと、答える息子なのでした。


長男を生んだ頃は、まさかこんな話しを息子の29回目の誕生日にすることになろうとは思いもしませんでした。

そう考えると、なんとも複雑な思いです。

私たち親世代が、日本の進むべき方向を間違った方向に誘導してしまったのではなかろうか…

何か取り返しのつかない事をしてしまったのではないかしら…。

今更ではありますが、もっと積極的に政治に関心を持って、議会制民主主義のシステムそのものを踏まえた上で、

民意をきちんと理解して議論ができるしっかりした人を国会議員として送り出せば良かったのかもしれない…


与野党の攻防と言うより、あの騒ぎを中継で見ていた友人のお母さんが

「与党と野党で色分けしたハッピを着たらいいのに」と言ったそうですが、

まさに、TVカメラを意識したようなパフォーマンスに思えてなりません。

こんな状態で今後、いったい日本はどうなるのでしょう。(~_~;)



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我慢大会

2015-09-17 22:27:49 | 絵日記
互いに耐えた30年…


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家族の視点

2015-09-17 17:57:52 | Diary
一昨日の夕飯は、何を食べましたか?

と訊かれて、

( ハテ、なんだったっけ?)

…と、考える事が多いこの頃です。

ただし、TVでも言っていましたが
何を食べたかより、

誰と食べたかを忘れるほうが危険なのだとか…


その点、我が家はいつも夫と二人で食べているので間違えようがない…ですね。


認知症のカウンセリング内容も病気の研究が進むにつれて、どんどん変わってきているようです。


カウンセリングといえば

実母が健在だった頃、
H大病院の「ものわすれ外来」に付き添った事がありましたが、

大勢の患者が集まる大病院で、認知症検査やカウンセリングを行う場合、

特に気を遣って貰いたいのは、周りの環境です。


実母の検査は、衝立てで仕切られただけの小さな診察室で行われました。

隣の診察室の患者と医師の会話もよく聞こえ

そのためなのか、母の前の医師は大声を張り上げて、母に質問をしていました。

背後には研修医らしき若者が3人、立っており
ザワザワと落ち着きのない

とても雑然とした場所でした。

当時の母は、耳はよく聞こえていたはずですが
そばで聞いている私は

なぜ、こんなに声を張り上げてなくてはならないような落ち着きのない場所で
検査やカウンセリングをするのだろう…と不思議に思ったものです。


最近になって、実父のかかりつけ医に付き添うたびに感心するのは、
個人病院なのでスペースにも余裕があるのはもちろんですが、

明るくゆったりした診察室で、世間話をしながら質問をして、

医師の癖なのかもしれませんが、
必ず最後に患者である実父の肩や腕をポンポンと軽く叩き、励ますようなスキンシップがある事です。


認知症の場合、気分に左右される事も多いわけですから、

流れ作業のように、
ただ多くの患者を診ればいいってものではないと思います。

介護も同じです。

多くの患者を預かる施設の中には
家族が見ていないのをいい事に充分なケアもできていないどころか、スタッフから虐待?とも思わせるような不適切な対応もあるという、

ルーティンワークでこなせばいいと言う施設側スタッフの安易な考えが、
川崎の老人ホームのような問題を引き起こすのです。

ニュースを聞くたびに辛くなります。

大きいから良いという事はないのです、

施設も病院も…。

今でも、H大病院でのあの時の困ったような実母の表情を思い出しては、

心が痛むのです。(~_~;)






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プラダを着た悪魔

2015-09-17 17:56:38 | 映画・ドラマ
TVでも放映された映画ですが

例によって見逃したので今頃になってDVDを借りてきました。

メリル・ストリープが悪魔役…
でも、とてもカッコイイ悪魔です。

原作はローレン・ワイズバーガーの実体験に基づく小説ですが、

モデルとなったファッション雑誌の鬼編集長=悪魔とは、
ワイズバーガーがかつて勤めていた「ヴォーグ」の編集長なのだそうですね。


ジャーナリスト志望で新人スタッフの主人公アンドレア役をアン・ハサウェイが演じていますが

メリル・ストリープ扮する編集長が、新人のアンドレアに、
どんどん無理難題を押し付けます。

公私混同とも思えるような、本来なら決してあってはいけない事まで…

それは、まさに今で言うパワハラですが

次から次へと吹っかけられる無理難題を、
凹まずに、若さと機転、そして知恵とパワーで立ち向かっていく姿は、まるでゲームを見ているようで爽快ですらあります。

それに加えて、最初のうち野暮ったい田舎娘だったアンドレアが、

だんだんと洗練されて一流のモード誌のスタッフらしくなって行く変身ぶりも見もの…

ファッションも楽しめます。

ただストーリーは、やや単調で予想通りの展開…娯楽映画として観れば充分かもしれませんが…。

タイトルの「悪魔」は大げさ過ぎますが

このタイトルに反して、知的かつ究極のキャリアウーマンを演じるメリル・ストリープの

大げさでない感情を抑えた演技が、とてもイイのです。

それにしても、一流のモード誌の編集長って、ものすごい影響力を持っているのですね。

パリのファッションショーのシーンも本物っぽくってステキ!


清水 由美



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