遠州のかめの『山へ行かざぁ』

山の景色・花の写真、山歩きの記録。

金峰山(甲斐) 2013-09-27

2013年09月30日 | 7.甲斐

金峰山(きんぷさん 2599m) 天気:晴れ

 今週は絶対良い天気だよ。寒くなる前にテント泊で一杯やりましょう。寂しく一人でね。おやっ、有給届けを出したら笑顔でOKしてくれたよ。あれっ、ひょっとして間違えて退職届けを出しちゃったのかなぁ。。

  ↓みずがき山荘。右に大きな無料駐車場。朝は6度だったよ。

 2時過ぎに自宅を出る。みずがき山荘には6時に到着した。今日は平日、、大きな駐車場にはまだ6台、7台かな、数える位いしか停まっていない。朝飯食ってなんやかや準備して出発したが、ストックを車の上に忘れて取りに戻ったりで、出発は6時50分になってしまった。登山道はみずがき山荘の前から始まる。広い登山道を20分も歩けば林道を渡る。そこから又20分で左に林道の終点を見ると、さらに5分も登れば左へ水場の標識が有る。水場はすぐ近くに有り、学校のプールみたいにジャブジャブ出ている。富士見平はすぐ上なので水をたっぷり汲んで行く。

 ↓富士見平小屋

 7時45分富士見平到着。富士見平の小屋でテントの受付けをする。1,000円。小屋から50m位い降りた静かそうな場所に我が家をたてる。しかし、かめさん、テント担いで登ったのは50分足らずですよね。ずいぶんゼェゼェ言ってますよ。

 ↓自宅のマイスペースより広い、「マ、イ、テ、ン、ト」。ここから出勤するか!!

 テント場は小屋の下の森の中。広い森の木々の間にサイトが点在している。100張り位いは楽勝で張れそうな広さ。雰囲気は良いですね。テントは張ったら昼飯を持って金峰山へ向かおう。登山道は山小屋とトイレ棟の間から続いている。

 ↓富士見平の小屋から富士山が見える

 金峰山へ向けて8時40分に出発。道は大きな石が転がっておりチョッと歩きにくい。斜面を登っていくと尾根を右に巻く道になり、9時20分に鷹見岩への分岐を経る。分岐の先には樹林を透かして一段高いピークが見える。ここは帰りに「余裕で」寄ってみましょう、という事で先に進む。

 ↓良い感じの「も、り、の、み、ち」

 分岐からは下り道になり、10分もかからず大日小屋を見る。小屋は登山路から下の谷間に有り、チョッと一人きりでは泊りたく無い感じっすね。テン場は道の左上に有り、昨日の雨でか、地面が若干湿っているよ。振り返れば帰りに寄る鷹見岩のピークが見えている。ここから道は登りに転じ、ロープの下がった岩場も有る。やや急な登りを20分ほどで目の前に真上に見上げるほどの大きな岩が見える。これが大日岩だ。標識が道脇に転がっていた。

 ↓大日岩

 ここで道の左に有る小さな岩の上に登ってみると、南アルプスがずら~と並んでいるのが見える。今日は良い天気で山頂からの展望が楽しみだ。右手には明日登る予定の瑞牆山が見えた。けど、あんな針山、どうやって登るのかなぁ。

 ↓瑞牆山

 岩から降りて急な登りを10分足らずで尾根へ乗り、小川山への道を左へ分ける。ここから左へ少し進めば目の前に大日岩が大きく立ちはだかっている。足元は白い砂のザレ場。ここからも南アルプスが一望できる。休憩するならここだったな。

 ↓大日岩。「デ、カ、い、イ、ワ」

 ↓ザレ場から南アルプスの展望

 ここから尾根沿いの道になる。深い森に岩がちの道が続いている。道は急だし歩きにくい。たまらず途中で1本。しかしこの山はシャクナゲの木が多いですね。6月にはたくさんの花が見られそうです。

 ↓森の中の岩がちの急登

 小1時間かかって尾根上の小ピークに飛び出す。ここが砂払いの頭だ。やっとここから展望の尾根歩きだよ。

 ↓砂払いの頭

 ここの岩の上からは富士山から南アルプスが大展望だ。こちらからの富士山は山頂に3つのピークが見える。

 ↓「ふ、じ、さ、ん、だぁ~」

 ここのピークには小さな岩頭が飛び出しており、若者がその岩の上に登っていた。チョッと年寄には真似できないなぁ。

 ↓「お、ち、る、な、よ」

 少し登って振り返れば八ヶ岳がどど~んと見える。右下にはもう見おろす高さに瑞牆山。向かう先は展望の良さそうな尾根が山頂まで続いている。天気は抜群で空は真っ青。「す、ば、ら、し、い」。

 ↓「ヒャ、ッ、ホー、だ」

 山梨側は絶壁だが長野側はハイマツとシラビソの緑だ。道は岩を踏んでピークを乗り越え、次ははピークを巻いて続いている。右を見れば富士山に南アルプス。振り返れば八ヶ岳。見上げれば真っ青な空。いや~、良いな~、あたま空っぽになってニヤニヤしてしまうよ。。おっと、金峰山小屋の分岐に出たよ。帰りはこっちを回ってみよう。

 ↓金峰山小屋分岐

 この辺りから登山道脇ではダケカンバやらの紅葉が始まっている。というかもう終盤かなぁ。登山道には落ち葉が積もっている。分岐からも岩の道は結構な登りが続く。おー五丈岩が見えて来たぞ、あと少しだ。

 ↓あと少し

 12時26分、やっとこさで五丈岩の前に登りついた。右に鳥居が有って五丈岩。左へ行けば山頂だ。五丈岩って思いのほか高いね。俺でも登れるかなぁと思っていたが、これは無理だな。山頂へ向かおう。

 ↓五丈岩の前に登りつく

 左へ1分で金峰山の山頂標識。その先の岩の上が一番高そうだ。

 ↓山頂

 山頂の岩に立てばぐるっと360度の大展望だ。今日は天気も最高で素晴らしい絶景です。

 ↓大弛峠方面

 

 ↓八ヶ岳と瑞牆山

 ↓五丈岩と南アルプス 面倒くさいのでまとめて→パノラマ

 山頂の岩場で昼飯と昼寝。大弛方面から山頂へ行き来する人たちがひっきりなしに通過するが、登山道では無く適当な所を通って行く。「岩の上で昼寝してる人、邪魔ですよ。」 「だってここ道じゃ無いでしょ。」 「よけてあげましょうよ、それが日本人の、お、も、て、な、し。」

 さぁ、もう13時40分だ。帰ってテントで一杯やらまいか。帰りは五丈岩の前から金峰山小屋へ下りましょう。

 ↓紅葉と五丈岩

 こちらもやっぱり岩ごろの歩きにくい急な道を下る。眼下に山小屋が見えているのだが、なかなか着かない。

 ↓金峰山小屋

 少しだけの周回ルートだが、それでも違った景色が見られる。そして、名物の金峰山小屋の黒い犬は、おやじが近づいたらそっぽを向いていやな顔をした。

 ↓獣仲間のはずなのだが、、

 疲れたし、予想以上に時間がかかったしぃ、で、鷹見岩へ寄る「余裕」は無くなった。ヘッドランプ持って来ていないんで、早めに降りましょう。陽が暮れるこたぁ無いと思いますがね、それでも、もう秋ですからね。

 ↓おっ、ビール屋さんに着いた

 16時30分、富士見小屋に到着。さぁ、ビール買ってテントで一杯やりましょう。17時半には暗くなる。あぁ、疲れたなぁ、明日、瑞牆山へ登れるかなぁ。そうだ、祈っておこう、「明日瑞垣山に登れます様に、アーメン、神父さん」。今日登ったのは、きんぷさn・・、、あ~あ酔っ払いが、お許しをアーメン。。

  TIME

みずがき山荘(6:50)-(7:45)富士見平(8:40)-大日小屋(9:30)-(10:15)小川山分岐(10:25)-砂払いの頭(11:25)-(12:30)金峰山山頂(13:45)-金峰山小屋(14:05)-金峰山小屋分岐(14:20)-(15:25)小川山分岐(15:30)-大日小屋ー(16:35)富士見平   220km 4h


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