[1月20日12:00.天候:曇 千葉県銚子市 ニューグランドホテル犬吠・旧館1F]
フロントの中に入って、今度はホテル旧館の見取り図を手に入れた。
但し、地下階以下については書かれていない。
私がわざわざこれを手に入れた理由は、この見取り図に色々と書き込まれていたからだ。
誰が書き込んだかは分からない。
驚くべきことに、裏面は白紙なのだが、そこにも手書きの見取り図が書かれていたのだ。
私が興味を持ったのは、むしろそこ。
明らかにエントランスロビーに鎮座する銅像の仕掛けのことが書いてある。
あの隠し通路から先のことが手書きの図解入りで書かれていたのだ。
どうやら下に降りる階段があり、その先にエレベーターがあって、更に下に降りるようだ。
しかしその先の空間については『?』と書かれており、これを書いた人はその先に何があるのかまでは分からなかったようだ。
そしてその先にまた階段があり、そこから矢印で外に出るようなことが書かれており、最後には『Way out』(脱出路)と書かれていた。
書いたのはホテル従業員だろうか?
もし旧アンブレラ・ジャパンが秘密施設を作っていたのなら、ホテル従業員も知らないかもしれない。
高橋:「このホテルで何かあったのかもしれませんね」
愛原:「かもな」
それを新館のホテルスタッフに聞くのは困難だろう。
今、新館を運営している会社は、この旧館や新館がリニューアルされる前の本館時代とは別会社だからだ。
旧・運営会社の社員は倒産と同時に解雇されており、新会社が運営を再開するまでの間、数年間のブランクがある。
昔から働いていた旧社員を再雇用はしていないそうで、今新館で働いている従業員達もリニューアル後に採用された人達ばかりだから全く知らないと思われる。
愛原:「とにかくメダルの在り処は、ここに書かれているんだ。これで行こう」
高橋:「はい」
幸い、電気は止まっていない。
フロントの奥にある事務所にエレベーター監視盤があり、これでエレベーターを起動させた。
だが、ここでは隠し通路の先にあるというエレベーターの監視盤らしきものは見当たらなかった。
一応、起動スイッチに使う小さな鍵はあったので、これを持って行くことにした。
あとは客室のドアを開けるマスターキー。
ゲームではこんなものはヒントから探す必要があるが、現実にはある所にはあるものだ。
愛原:「よし、行こう」
高橋:「はい」
まずは客室上階にあるメダルを探すことにした。
しかし、何でそんなものが客室にあるのだろう。
ほぼ旧アンブレラ・ジャパンが専有していたような旧館であったとはいえ、随分好き勝手なことをしたものだ(もっとも、テナントビルを丸ごと一棟専有する企業というのは、その特権を利用して色々と飾るのがセオリーだが)。
エレベーターは新館にあるものと違って古い。
何て言えばいいかな……。
地方の古いショッピングセンター辺りで、リニューアルされていない昭和時代の古いエレベーターを見たことは無いだろうか?
あんな感じと言えばいいかな。
新館のエレベーターは外が見えないタイプのものだったが、こっちは意外なことに外が見えるタイプのエレベーターだった。
もっとも、外側のガラスが割れていたり、ガラス自体か汚れていたりと、全く見栄えは良くない。
また、外側のガラスが割れているということは、ヘタすりゃ海水が中に入り込むということだから、こうして稼働していること自体が不思議なのかもしれない。
いつ壊れて動かなくなるか分からないので、そう何度も乗っていられないな。
高橋:「着きました」
愛原:「うん」
旧館最上階の5階に着くと、エレベーターのドアがガタガタ言いながら開いた。
やっぱり、そう何度も乗れる状態じゃないか。
隠し通路から先にあるヤツは大丈夫なんだろうな?
あの見取り図だと、エレベーターしか無いような書き方になっているが……。
5階は思ったほど荒れてはおらず、割れた窓ガラスなどは無かった。
こういうのは上の階に行くほど安全なのだろうか?
火災の時は上の階ほど危険なんだけどな。
さすがに火災は発生しなかったようで、今まで探索した箇所で焦げ跡のようなものは無かった。
高橋:「場所は?」
愛原:「501号室だ。すぐそこだな」
行ってみると、明らかに鍵が掛かっていた。
事務室から持って来たマスターキーで解錠した。
入ってみると、そこはスイートルームのようだった。
愛原:「見取り図によると、あそこに額縁があって……」
だが、さすがにそれは壁から外れて落ちていた。
どうやら、絵画の中に紛れ込んでいたらしい。
落ちた額縁は壊れていたが、その下にメダルがあった。
愛原:「よし、これで2個目」
高橋:「さすがです。あと1個は?」
愛原:「地下階だな。さっきの機械室とは別に、電気室があるらしいぞ」
そこが無事だったので、停電せずに済んでいたのだろう。
愛原:「よし、もう1度下に降りるぞ」
高橋:「はい」
私達は部屋から出ると、もう1度エレベーターに向かった。
どういうわけだか、エレベーターは下に降りてしまっていた。
ボタンを押すと、さっき乗って来たのとはもう片側の方がスーッと昇って来る。
そろそろ来るとなった時、背後でガラスの割れる音が聞こえた。
愛原:「!?」
高橋:「!」
廊下の窓ガラスでは無い。
少し遠くから聞こえて来た感じなので、どこか部屋の窓ガラスが割れたのかもしれない。
しかし、どうしてだ?
高橋:「エレベーター来ました」
愛原:「ああ」
エレベーターに乗り込み、1階のボタンを押す。
そして、閉めるボタンを押そうとした時だった。
愛原:「!!!」
奥の部屋のドアがバァンとこじ開けられて、中から誰かが出て来た。
私は咄嗟に閉めるボタンを押した。
さっき乗った方のと同様、こちらもガタゴト言いながらドアが閉まったが、閉まる直前、こっちに向かって来るヤツと私は目があった。
愛原:「た、高橋、今の見たか?」
高橋:「ゾンビですかね?」
愛原:「違う!とんでもないヤツに見つかったかもしれないぞ!」
それは黒い中折れ帽を被って、黒いロングコートを羽織っていた。
確か、あれは……。
愛原:「タイラント!タイラントだ!」
高橋:「タイラント!?しかし、霧生市でリサが連れていたヤツとは違うようでしたが……」
愛原:「タイラントにも色々なタイプがあるんだ。早いとこ隠し通路を開放しないとマズいことになりそうだ」
その通りだった。
エレベーターで1階に向かっている間、何だか上からドンドンと強く叩く音が聞こえて来たのだ。
あれは恐らくエレベーターのドアをこじ開けるか、ブチ破ろうとしている音。
そして1階に着くと同時に、今度は天井から衝撃が伝わって来た。
高橋:「先生!」
愛原:「先にこのメダルを置いてから電気室に行くぞ!早く!」
高橋:「はい!」
ゾンビや他のクリーチャーはいなかったが、タイラントはいた!?
リサを連れて来れば良かったかなぁ!?
フロントの中に入って、今度はホテル旧館の見取り図を手に入れた。
但し、地下階以下については書かれていない。
私がわざわざこれを手に入れた理由は、この見取り図に色々と書き込まれていたからだ。
誰が書き込んだかは分からない。
驚くべきことに、裏面は白紙なのだが、そこにも手書きの見取り図が書かれていたのだ。
私が興味を持ったのは、むしろそこ。
明らかにエントランスロビーに鎮座する銅像の仕掛けのことが書いてある。
あの隠し通路から先のことが手書きの図解入りで書かれていたのだ。
どうやら下に降りる階段があり、その先にエレベーターがあって、更に下に降りるようだ。
しかしその先の空間については『?』と書かれており、これを書いた人はその先に何があるのかまでは分からなかったようだ。
そしてその先にまた階段があり、そこから矢印で外に出るようなことが書かれており、最後には『Way out』(脱出路)と書かれていた。
書いたのはホテル従業員だろうか?
もし旧アンブレラ・ジャパンが秘密施設を作っていたのなら、ホテル従業員も知らないかもしれない。
高橋:「このホテルで何かあったのかもしれませんね」
愛原:「かもな」
それを新館のホテルスタッフに聞くのは困難だろう。
今、新館を運営している会社は、この旧館や新館がリニューアルされる前の本館時代とは別会社だからだ。
旧・運営会社の社員は倒産と同時に解雇されており、新会社が運営を再開するまでの間、数年間のブランクがある。
昔から働いていた旧社員を再雇用はしていないそうで、今新館で働いている従業員達もリニューアル後に採用された人達ばかりだから全く知らないと思われる。
愛原:「とにかくメダルの在り処は、ここに書かれているんだ。これで行こう」
高橋:「はい」
幸い、電気は止まっていない。
フロントの奥にある事務所にエレベーター監視盤があり、これでエレベーターを起動させた。
だが、ここでは隠し通路の先にあるというエレベーターの監視盤らしきものは見当たらなかった。
一応、起動スイッチに使う小さな鍵はあったので、これを持って行くことにした。
あとは客室のドアを開けるマスターキー。
ゲームではこんなものはヒントから探す必要があるが、現実にはある所にはあるものだ。
愛原:「よし、行こう」
高橋:「はい」
まずは客室上階にあるメダルを探すことにした。
しかし、何でそんなものが客室にあるのだろう。
ほぼ旧アンブレラ・ジャパンが専有していたような旧館であったとはいえ、随分好き勝手なことをしたものだ(もっとも、テナントビルを丸ごと一棟専有する企業というのは、その特権を利用して色々と飾るのがセオリーだが)。
エレベーターは新館にあるものと違って古い。
何て言えばいいかな……。
地方の古いショッピングセンター辺りで、リニューアルされていない昭和時代の古いエレベーターを見たことは無いだろうか?
あんな感じと言えばいいかな。
新館のエレベーターは外が見えないタイプのものだったが、こっちは意外なことに外が見えるタイプのエレベーターだった。
もっとも、外側のガラスが割れていたり、ガラス自体か汚れていたりと、全く見栄えは良くない。
また、外側のガラスが割れているということは、ヘタすりゃ海水が中に入り込むということだから、こうして稼働していること自体が不思議なのかもしれない。
いつ壊れて動かなくなるか分からないので、そう何度も乗っていられないな。
高橋:「着きました」
愛原:「うん」
旧館最上階の5階に着くと、エレベーターのドアがガタガタ言いながら開いた。
やっぱり、そう何度も乗れる状態じゃないか。
隠し通路から先にあるヤツは大丈夫なんだろうな?
あの見取り図だと、エレベーターしか無いような書き方になっているが……。
5階は思ったほど荒れてはおらず、割れた窓ガラスなどは無かった。
こういうのは上の階に行くほど安全なのだろうか?
火災の時は上の階ほど危険なんだけどな。
さすがに火災は発生しなかったようで、今まで探索した箇所で焦げ跡のようなものは無かった。
高橋:「場所は?」
愛原:「501号室だ。すぐそこだな」
行ってみると、明らかに鍵が掛かっていた。
事務室から持って来たマスターキーで解錠した。
入ってみると、そこはスイートルームのようだった。
愛原:「見取り図によると、あそこに額縁があって……」
だが、さすがにそれは壁から外れて落ちていた。
どうやら、絵画の中に紛れ込んでいたらしい。
落ちた額縁は壊れていたが、その下にメダルがあった。
愛原:「よし、これで2個目」
高橋:「さすがです。あと1個は?」
愛原:「地下階だな。さっきの機械室とは別に、電気室があるらしいぞ」
そこが無事だったので、停電せずに済んでいたのだろう。
愛原:「よし、もう1度下に降りるぞ」
高橋:「はい」
私達は部屋から出ると、もう1度エレベーターに向かった。
どういうわけだか、エレベーターは下に降りてしまっていた。
ボタンを押すと、さっき乗って来たのとはもう片側の方がスーッと昇って来る。
そろそろ来るとなった時、背後でガラスの割れる音が聞こえた。
愛原:「!?」
高橋:「!」
廊下の窓ガラスでは無い。
少し遠くから聞こえて来た感じなので、どこか部屋の窓ガラスが割れたのかもしれない。
しかし、どうしてだ?
高橋:「エレベーター来ました」
愛原:「ああ」
エレベーターに乗り込み、1階のボタンを押す。
そして、閉めるボタンを押そうとした時だった。
愛原:「!!!」
奥の部屋のドアがバァンとこじ開けられて、中から誰かが出て来た。
私は咄嗟に閉めるボタンを押した。
さっき乗った方のと同様、こちらもガタゴト言いながらドアが閉まったが、閉まる直前、こっちに向かって来るヤツと私は目があった。
愛原:「た、高橋、今の見たか?」
高橋:「ゾンビですかね?」
愛原:「違う!とんでもないヤツに見つかったかもしれないぞ!」
それは黒い中折れ帽を被って、黒いロングコートを羽織っていた。
確か、あれは……。
愛原:「タイラント!タイラントだ!」
高橋:「タイラント!?しかし、霧生市でリサが連れていたヤツとは違うようでしたが……」
愛原:「タイラントにも色々なタイプがあるんだ。早いとこ隠し通路を開放しないとマズいことになりそうだ」
その通りだった。
エレベーターで1階に向かっている間、何だか上からドンドンと強く叩く音が聞こえて来たのだ。
あれは恐らくエレベーターのドアをこじ開けるか、ブチ破ろうとしている音。
そして1階に着くと同時に、今度は天井から衝撃が伝わって来た。
高橋:「先生!」
愛原:「先にこのメダルを置いてから電気室に行くぞ!早く!」
高橋:「はい!」
ゾンビや他のクリーチャーはいなかったが、タイラントはいた!?
リサを連れて来れば良かったかなぁ!?
巌虎さんのコメント欄を拝見致しました。
人それぞれ悩みや苦しみを抱えていることが普通だと思います。
それは病気だったり経済苦であったり人間関係であったりと様々でしょうが、その障りを取り除ければ幸せになるであろう…、というのが普通の人の思考回路だと思います。私はこれを否定はしません。
ただ、仏法で説かれるところの幸せとは、それらの障りを持ちつつも心が安穏になる境地を目指すところにあるのではないかと私個人としては考えます。
巌虎さんのコメント欄では雑音が激しいため、こちらのコメント欄をお借りして書かせて頂きました。
モモさん、お邪魔して申し訳ありません。
こちらは平和なものです。
有難うございます。
やっぱり、自分自身の考えが甘いのかな。
少し、冷静になって考えてみるつもりです。
いいえ、甘くはなくマイケルさんのようにお考えになるのが普通だと思います。
ただ、そこから一歩踏み込むとまた違った世界が見えてくると思うのです。
私なんかは慢性的な経済苦ですが、以前は今よりもお金が入ってくればそれで幸せになるものだと信じてました。しかしながらお金が入ってくると良からぬ連中がウジ虫のように湧いてきて、それによって以前とは違った苦労が発生して、「こんなことならお金が無い方が幸せだったかも…。」と真剣に考えたものです。(というわけで、現在はまたピーピーの生活に戻っております。)
即身成仏とはその身そのままで成仏するということですが、これはその人の置かれた環境から無理に脱出しようとはせず、その環境の中でどれだけ心の充足を叶えられるかということなのではないかと私は思っています。
生きていること自体が楽しい。こんな心持ちになれる境界に達すること。これがこの信仰の目的なのではないかと私は感じます。
レス、有難うございます。
>生きていること自体が楽しい。こんな心持ちになれる境界に達すること。
この境涯に達する、「前」の段階。
ここを、解決しなくちゃいけないんだろうなって
僕は思います。
昨日でしたか、iPS細胞で脊髄損傷の治療(臨床研究)
が、スタートするというニュースが報じられました。
経済苦もそうですが病気、あらゆる苦悩というものに、人々が
苛まれている。
それを取り除かなくては、即身成仏や仏界湧現は無理なんじゃないか。
難しいところですが・・・。
あえて身も蓋も無いことを承知で申し上げますが、「前」の段階を一緒に解決する為に報恩坊に来ませんか?というお誘いを以前からさせて頂いているのです。
私は傍観勢ですが、ここのブログ主として一言申し上げさせて頂きました。
お疲れ様です。
あ~僕、思いっきり勘違いしてた。
堀ちえみさんのニュース、あったじゃない
ですか。
病気の治療=医師が行うものとか、自力で
治すものだって思い込んでました。
そればっかりじゃなくて、御本尊様に祈る
事で治癒力も高まる。
自分の病気が治癒するだけじゃなく、
他人様が病気から快復するよう、祈る。
大切な事ですもんねぇ・・・。
思いっきり、自分が間違ってた。
そう気付かされました。
>そればっかりじゃなくて、御本尊様に祈る
事で治癒力も高まる。
ええ、そういうことですよ。
>自分の病気が治癒するだけじゃなく、
他人様が病気から快復するよう、祈る。
私もお世話になりました。
だからこそ、祈って下さった方々には足を向けて寝れないわけです。
今度は私が他人の為に祈る番だと思っても、その矢先にインフルエンザになったり、喘息を発生させたりと今月は厄月のようです。
それだけ難しい信心なんだなと思いますが、それでも辞めたいとは思いませんね。
正直、「不敬の御開扉に参加したりするから、罰でインフルエンザA型にダブル感染するのだ!」と、顕正会員が嬉々としてやってきたら反論できんなぁと思っていたところなんですが。
でも、辞めようとは思いませんでしたよ。
一応の反論として、「大聖人様からの何らかのメッセージかもしれませんな」辺りにしようかと思っておりますが。
上手く説明できないんですけどもね、確かに大御本尊様の御膝元で信心再開することになって、「ああ、何らかのメッセージだなぁ」と思う所は多いですよ。
それをマイケルさんにも体験して頂きたいのです。
一応、私からの折伏でした。
お疲れ様です。
書いては消し、書いては消しを繰り返し・・。
百三さん、有難うございます。
問題なのは私も愚鈍なもので、「何らかのメッセージ」の殆どが読み取れていないということです。
読み取り方によっては、顕正会や創価学会の都合の良い方に解釈できてしまうので、これまた要注意なんですよ。