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無限の可能性!日本版LLP(有限責任事業組合)の鼓動

LLPによってビジネスモデルの選択ワクが大きく広がります。そんな日本版LLPに関する情報を発信していきます!

税金の取扱いPart1

2005-04-04 16:28:28 | LLPと組合員の税務
LLPの税金の取扱いは、”パススルー”となります。これがないと極論として、全く意味がない!本当はLLCという仕組みで”パススルー”が実現すると期待していたのですが、当分LLCでは無理ということが分かり、LLPが一躍脚光を浴びています。(今のところ専門家だけ...?)LLCについてはまた別の機会にコメントしたいと思います。

”パススルー”とは何か?スルーパスといえば、サッカー用語でしたっけ?パスとスルーの前後が逆になっていますが、意味は同じようなものです。利益や損失が生じた時にその金額に対する税金課税が、するっと通り抜けることを言います。意味がわからない??会社が営業活動を行って稼ぎ出した利益に対しては、決算毎に税金が課されます。会社のオーナー(株主)は税金を納めた後の利益しか配当として分配を受けることが出来ません。(一応教科書的には。。。)
しかし、パススルー課税が使えるとその会社(正確には組合なのですが)で税金を納めることなく、オーナー(株主)にてその利益を100%享受することができることとなります。もちろん損失が生じた場合は、その損失をオーナー側で取込むことができ、そのオーナーに他の事業から生じた利益があれば、"利益圧縮"することが認められます。(法律案によると損失の取込み限度額は出資金額が限度です)

それのどこがいいのか?!と思われるかもしれませんが、第三者と共同事業を行う場合このパススルーがとても使い勝手がいいのです。どう使い勝手がいいのかは、次々回あたりで触れるようにします。他には何もメリットはないのか?大した事ないなぁと思いました??期待は裏切りませんよ~

ポイントは損益計上の「時期」です!詳しくは次回ということで・・・  (つづく)

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