リジーの庭

映画・本・愛犬・日々のこと・・・

コ-ラス

2006-09-18 16:49:51 | Weblog
今日は夫は早朝からいそいそとゴルフに出かけ息子はお弁当持参で予備校へ。。。
 
『コーラス』を観ました。 
劇場公開されたとき、観に行こうと思っていましたが行きそびれてしまった映画です。
問題児や孤児を預かる寄宿学校「池の底」にクレマン・マチュー先生が
赴任してきました。
荒れた学校の様子をみて子供たちに歌う事の楽しさを教え合唱を指導するのです。
男の子のソプラノってなんて綺麗なのかしら。じわっと感動の涙が溢れてしまいます。
マチューが学校を去る時、子供たちは誰も見送りには来なかったけれど、
紙ひこうきの手紙を飛ばし、窓から手を振りながら合唱で見送る場面はジーンときました。いい映画でした。

眉山

2006-09-17 23:59:43 | Weblog
徳島を舞台に書かれた小説で、徳島の文化や自然があふれていて、
阿波踊りや人形浄瑠璃も登場します。

主人公の龍子は献体を希望し、龍子の死後娘の咲子が合同慰霊祭に
出席する場面からはじまります。
最後まで読み終わってから、初めに戻り冒頭をもう一度読み返し
一層味わい深く感じました。

龍子を慕う人達との関わりがとても温かく、またどんな状況であろうと弱音をはかない
凛とした生き方が本当に素敵です。

息子が読んだらよいと思い図書館から借りてきましたが、私が先に読みぐいぐい引き込まれ一気に読了しました。


抹茶カステラパフェ

2006-09-11 23:07:10 | Weblog
娘と放課後待ちあわせをして、お買い物にいきました 
気に入ったものが見つからなかったのでまた後日にして。。。

娘の大好きな、お抹茶のパフェのお店へ   
休日はいつも長蛇の列なのですが、平日の夕方でしたので
少しの待ち時間でいただくことができました。

娘のおしゃべりを聞きながらの楽しいひとときでした 


映画版 『蝉しぐれ』

2006-09-10 23:11:08 | Weblog
私の心の中に内野文四郎さんが、強烈に住み着いていましたので  
劇場公開時はあえて観に行かなかったのですが、今夜WOWOWで放映されていましたので
ついに観ました。。。 

染五郎さんなりの、文四郎さんを演じられていました。
全体的にさらっと通り過ぎる感じ。。

暑い夏、父のなきがらを荷車で運ぶ坂道の場面は少年時代の文四郎くんが演じられて
いましたが、哀しさ、切なさが伝わってきて涙を流してしまいました。

内野文四郎さんに会いたくなってしまいました

ハスの花

2006-09-10 20:51:23 | Weblog
アレくんを散歩に連れて行くいつもの道で見つけた蓮の花。
清楚な花が涼しさを感じさせてくれる。
・・・蓮の花の旬って7月の初旬頃だったような・・・
 
開いた開いた、何の花が開いた、蓮華の花が開いた
開いたと思ったら、いつの間にか蕾んだ・・♪

一進一退を繰り返しながら3~4日がかりで開花するそうです。
咲く時発する「ポ~ン」という音を聞いてみたい!

バッテリー 

2006-09-05 21:54:16 | Weblog
息子にすすめられ読み始めましたが、野球のことをよく知らない私に一言
「野球のピッチャーとキャッチャーをバッテリーって言うから。。。」
お恥ずかしい事ですが、私は電池のバッテリーだと思い込んでいました

中学入学を目前に控えた春休み、父の転勤で母の実家のある岡山県境の小さな町に
引越してきた巧は、そこで同級生の永倉豪と出会います。豪によって同じ中学で野球を
やっていく仲間にも紹介され、巧の新しい生活が始まります。

思春期特有のいらいらした心理描写がとても丁寧にかかれています。
弟の青波が病弱なこともあり、幼い頃から母にあまり手をかけてもらえなかったせいか、
自分の気持ちを素直に出来ない巧。やり場のない鬱積した思いが痛いほど伝わってきて、あ~、子供ってそうなんだなぁって心が揺さぶられます。
巧、豪、青波、・・・登場してくる少年たちがとても魅力的で、心からいとおしく思えてきます。
そして、山深い中国山地の風景の描写や、少年や祖父の話す優しい方言がとてもいいです。
バッテリーに出会えてよかった!この先どう展開するのか楽しみです。

『サラ~追想で綴る女優サラ・ベルナールの一生』

2006-09-05 00:56:07 | Weblog
ミュシャとのつながりで『サラ』の録画ビデオを観ました。

年老いた大女優サラ・ベルナールが秘書のピトゥ相手に自伝の執筆を試みるという
二人芝居です。

1922年夏の昼下がりフランス、ブルターニュ地方にたたずむ別荘のテラス。
サラは自分の記憶を確かめるため、嫌がるピトゥに芝居をさせ回想録を書くことを思いつきます。ピトゥは嫌々ながらも、次々現れるサラの思い出の人物に扮します。
二人の回想は、お芝居ごっこのようにくりひろげられます。
70代のサラが突然20代や10代の少女になったり・・
麻実れいさんの演じるサラは気侭で我侭だけど、気品と華やかさがあり素晴らしく、
ピトゥ役の金田さんとの絶妙なやりとりがとてもいいです。
本当の舞台で観たかった・・生の感動を味わいたかった・・しみじみと感じました☆

アルフォンス・ミュシャ展

2006-09-03 20:45:28 | Weblog
昨年、サントリーミュージアムの展覧会に行き損ねたことをずっと悔やんでいたので
早速行ってきました!

アルフォンス・ミュシャは、1860年現在のチェコ共和国のモラヴィア地方
イヴァンチッツェという小さな村で生まれました。
  
19世紀末から20世紀始めの転換期を華麗に生きた芸術家です。

淡い色使いと、繊細で艶かしい独特な雰囲気が好きです。
女性がとてもきれいに描かれていて、癒されました。


ミュシャと言えば、サラ・ベルナール! 
以前、録画した麻実れいさんの『サラ・追想で綴る女優・サラ・ベルナールの一生』を
久しぶりに観たくなりました。。。☆

カラフル

2006-09-02 18:10:49 | Weblog
数年前、娘と某女子中学校のオープンキャンパスに行き、国語の体験授業を受けた時のこと・・・

担当の先生が
『うちの中学生が今一番好きな本です・・・』
と紹介された本が森絵都さんの『カラフル』でした。
初めて聞く作家のお名前で、早速帰りに本屋さんに立ち寄り購入しました。

当時中学生だった息子も夢中で読み、その年の夏休み、読書感想文を書いていました。

 
「おめでとうございます。抽選に当たりました。」
大きな過ちを犯して死んだ魂は輪廻のサイクルからはずされることになります。
しかし、抽選に当たった魂にだけ再挑戦のチャンスが与えられるのです。
一定期間、下界に戻ることになった「ぼく」のホームステイ先は、自殺したばかりの小林真君の体。
真君は絵を描くこと以外得意なことはなく、親友もいないさえない男の子。父親は自分さえよければという偽善者。母親はフラメンコ教室の先生と不倫。初恋の女の子は援助交際。
・・重い内容なのですが・・・。

ただ一色だと思っていた物が よく見ると実に色んな色を秘めていた。
角度しだいではどんないろにだって見えてくる。
『カラフル』という意味が素敵です。
 
友達の早乙女君の
「・・今日と明日はぜんぜんちがう。明日っていうのは今日のつづきじゃないんだ」
って言葉もいいです。

私にとって思い入れのある一冊です。