蜥蜴座の夜

Bar NudEとYASUSHI 03のありさま

椿三十郎

2008年12月29日 | 蜥蜴座電影
昨日TVでやってましたねー。『椿三十郎』
1962年黒澤版は観ましたが、今回の織田裕二バージョン始めて観ました。
オリジナルの黒澤版とまったく同じセリフと台本で創られた今回の森田芳光版。
酷評ばかりが聞こえてきましたが、面白いじゃないですかっ!
03的には大満足でしたが。。。。何が悪かったのでしょう?

織田裕二を三船敏郎と比べて観るのは酷というもんですっ!



観てる途中でかなり三船敏郎乗り移った様な織田三十郎が結構ありましたよ。
三船三十郎と青島刑事が交互に出てくる織田三十郎はよかったです!
かなりオリジナル観たんじゃない?



やはり映画に大事なのは結局『脚本』なんですね!
本が面白いとリメイクだろうが何だろうが面白いっす!

ただ一つ気に入らないのは一切『血』を拒否した映像ですな。
有名なラストの仲代達也(トヨエツ)との決闘シーンで『無血』はないじゃん!

ここだけ、がっくし!

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2008-12-30 03:08:05
あれだけの流血シーンを入れると今はR指定されてしまうのだそうです。

森田監督は、この映画を子供に見てもらって、娯楽時代劇(チャンバラ)のオモシロさを知るキッカケにしたいという思いがあってのリメイクだったので、苦心の結果ああいう形になったらしいですよ。

モノクロでは迫力を増し、血色を観客に想像させ印象付けた血飛沫は、
カラーでは、リアルさを損ない、滑稽さやグロさの方を増してしまう気がするので、その点でも再現は難しかったのではないでしょうか。

今回森田監督は、
「音」で「血」を表現するという工夫をみせていたのは、なかなか良かったと思います。
鼓動音との連動や、無音から血飛沫く水音がどっと押し寄せる、など印象的な使い方でしたね。

あと、監督は、昔と今のヒーロー像の違いを提示したいとの思いもあったそうなので
三船のような圧倒的ヒーローは、相手に反撃する間も与えず一瞬で瞬殺。
織田のように若侍に近しく一見軽んじられるような親しみやすさを持つ今のヒーローでは、対等な力の均衡の末。
違いで象徴したんでしょう。
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Unknown (03)
2008-12-30 18:02:24
>Unknownさん
コメントありがとうございます。
なるほど!ラストの血飛沫はR指定級ですね。
音での表現は全般で巧みに使われてましたしね。
でも、やはり斬り合いで一切の無血は自分的には。。。???。。。でしたー

まぁ、リアリティ追求したら一本の刀であんなに何人も斬れませんけどね^^

今観てもワクワクですから、あの時代にはかなりセンセーショナルな娯楽傑作だったでしょうね!
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