正直に言いますと、レアグルーヴのレコードをA面、B面を通して聴くことはあまりありません。理由は簡単で、1、2曲のいわゆるキラーチューンの他が、正直大したことの無いことが多いのです。なので、i-podや車の中で聴いているのは、実は現行のロックの方がほとんどなのです。
ただ、それでもレアグルーヴのレコードを買い続けているのは、その1曲のキラーチューンの爽快さというか、快楽性が自分にとって強いからからかもと思います。
で典型的なのが、第16回のzarasの「Excuse me,forever」です。ラスベガスのステージバンドで、ヴォーカル、ギター、アレンジ、プロデュースなど全部、Toto Zaraさんが手がけていますし、メンバーの姓がほぼzara、レーベルもzara productionsとくれば、完全にファミリーものですね。音としてはロックをメインとしており、ハードロック、フォーク、ソフトロックもあれば、女性ヴォーカルが入る「in the mood」のスウィンギーなカバーもあるなど、雑多な感じで、通して聴くには正直つらいです。ただ、1曲だけ、FARAGHER BROTHERSのヴァージョンでも知られている、「THE BEST YEARS OF MY LIFE」のとんでもなく、グルーヴィでファンキーなカヴァーが入っています。こういう曲がある限り、やはりレアグルーヴは買い続けるんだろうなと思います。
そういえば、マイケル訃報に伴い、何かMJ絡みのレコードを紹介しようと思ったけど、家にマイケル絡みのレコードが1枚も無いという事実に1番驚きました。街中やテレビでよく耳にしてますが、やはり普通にすごくいいですね。やはりあの才能は惜しい。御冥福をお祈りします。