甲斐駒ケ岳 六合目 『 駒津峰 』 ・・・
この時点で
バス出発時間まで 残り時間
1 時間 30 分 ・・・
ここから
『 仙水峠 』 を 経由する ルート だと
2 時間 の コース ・・・
ここを下っていく 仙水峠 経由 ルート の途中
もし 仮に 足首 挫いたり 肉離れ起こしたり
派手に転んで どこか怪我でもすれば
確実に 13時発のバスに間に合わない ・・・
そうなると この日は
13時の後は 16時まで バスこない ・・・
3時間バス待ち は 正直 地獄 ・・・
そんなリスクを 考えていたら
なんだか 逆に
試されているような 気がして ・・・
いかに安全に いかにスピーディーに
限られた時間で 下山できるか ・・・
ちなみに ↑ この写真の谷まで降りて
谷 を 一直線に右側 に 写真の先まで
ひたすらに 進まなくてはならないのが
2時間のコース ・・・
色々と想像し 悩むこと 1分 ・・・
リスク あっての 人生です
いつだって リスク 背負って
いつだって 後悔の無いように
ここまで全て 自分で決めて
生きてきた って 自負心 ・・・
大した人間ではありませんが
行動 と 結果 を 経験することで得た
自分なりの 自負心 は あります。
リスクの高い 初体験 を
チョイスしました!
これまでの 数数の山での経験
培われてきた 体力と技術と経験則 の
未熟なりにも持てる全て を 総動員させ
慎重 に 安全 に かつ 俊敏 に
目的地 まで ノンストップ で
向かいます。
長い 永い 下り坂 は
登りじゃなくて良かった って 急斜面。
解放感のある下り坂 を
転ばぬよう 転ばぬように 意識を高め
リズム 良く テンポ 良く 慎重 に
テンション高く 全力で 下っていきます。
駆け下りながら 左を見れば
さっき登った 『 摩利支天 』 ・・・
あれに 寄らなきゃ 予定通り
楽勝で バスには間に合いましたが
もちろん 全く 後悔はしていません
逆に おかげさまで
こんな 勝負に挑むことができてます
一番 嫌な大きさ の 石 が ゴロゴロ ・・・
足首 に 古傷 を 抱えていて
ある意味 そこ が 生命線 なので
挫かぬよう 慎重 に 俊敏 に。
摩利支天 の 山容 を 確認しながら
気分転換。
色合い含め やっぱ カッコイイ山です。
雰囲気 は 変わりますが
悪路 は 変わらず。
まだまだ とことん 下ります。
角度によって 甲斐駒ケ岳 も
見え隠れ。
正直 この時点で 山に入って 約5時間
ほとんど 動き続けているため
気持ちは強く テンション高くても
身体はそれについていかない時間帯 ・・・
流石に 南アルプス ・・・
標高あって そこそこ の 高低差 を
動き続けてきたので
覚悟決めて臨んだ分 コンディションは
最高でスタートしましたが
やはり 長時間 は 身体に疲労感 が
現われます ・・・
それも 考慮 し 慎重 に。
これまで 色々な山で遊び
それなりの長時間 も 経験していますが
過去の経験から 解っている
自分の身体 の 弱点 は
毎回5時間 を 過ぎたあたりから
足首の関節 が 歩くたび
コリッ ブリュ コリッ ブリュ って
ズレた感じの嫌な痛みが始まるので
本当の意味で 安全を確保できるのは
5時間 が 限界 で
それ以上 は 足首次第になります ・・・
なんとか 半分の時間
30分 で 『 仙水峠 』 到着。
残り時間 1 時間 を 残して
ここから 1 時間 の 看板 ・・・
しかし まだまだ 気は抜けません。
気合い入れ直し 突き進みます。
この感じは 初めて見る景色 ・・・
とにかく 石 が ゴロ ゴロ ゴロ ゴロ ・・・
スゴイ 世界です ・・・
途中 どこを進んで イイのか
判らなくなるほど
まあ 真っ直ぐ ど真ん中 を
突き進むことに ・・・
やっぱり 腹決めて
コッチに来て 良かった ・・・
行きと同じ道で戻ったら
リスクは無くても
この景色 を 見ることは
できなかったワケですから ・・・
それにしても スゴイ場所でした。
いやあ 愉しかった !
石 ゴロ ゴロ コーナー 終了。
振り向いて もう一枚。
ここからは なだらかな下り道。
みかん 終了。
山小屋がありました。
この時点 で バス出発まで
残り時間 40分 ・・・
その 山小屋 の 横 を 通り抜け
樹々 の 中 を 進みます
心細い 丸太 を 渡り
南アルプスの天然水の前で
南アルプスの天然水を撮影
ホッ と したから か
疲れ が ドッ と でる。
こんなレベル の 岩場 も 疲れる ・・・
また 逆側 に 川 を 渡り ・・・
歩きやすい 平坦な道へ ・・・
しかし この道が 想像以上に長く ・・・
進めど 進めど 変化が無く
気が抜けたせいか あまりに長く感じて
道 を 間違えたのでは? と
不安から 軽く パニック。
途中 エメラルドグリーン な 沼 を 発見。
なんでか 部分 部分 緑色。
やっと見えてきた 北沢駒仙小屋。
ここまで来れば バス停までは
もうすぐのはず ・・・
この時点で バス出発まで
残り時間 15分 ・・・
立ち寄っている時間は無いので
スルー。
山小屋 の 前には
キャンプする人々の テントがいっぱい。
公衆便所 が ありましたが
シャッター閉まって 閉鎖状態。
この日の二週間前
『 仙丈ケ岳 』 を 下っている途中
このテントの集団 が 上から見えて
すごくキレイでした。
さあ 残り時間 10 分 ・・・
心配になり 最後の力を振りしぼり
小走りに。
もうすぐや ・・・ もうすぐやで ・・・
古い看板。 歴史を感じます。
仙丈ケ岳へ ここからも登れるようで。
ちなみに この日 仙丈ケ岳 は
私が使った行きのルートが通行止め。
帰りに使ったルートのピストンじゃ
正直つまらなかったと思うので
先に 仙丈ケ岳 を 登っておいて
正解でした。
あとは まっすぐ 道なりに進み ・・・
見えてきました バス停
『 北沢峠 』 です !
無事 に 13時発 のバス に
間に合いました。
ここがスタート 登山口。
たった 6時間前 の ことですが
懐かしく感じました。
バス に 乗ろうとすると
話しかけてくる人 が ・・・
なんと
直登コース で 競り合い
摩利支天 分岐 で 別れた
同年代の登山者さん ・・・
「 仙水峠方面へ 凄い勢いで
下って行かれましたよね? 」
どうやら 駒津峰 で 私が悩んで
結果 仙水峠方面へ ジャンプしながら
降りていくのを 見ていたそうで ・・・
「 あの 時間から 仙水峠 方面に
向かわれたんで 13時のバスには
乗らないのかと思いました (笑) 」
どうやら その方 は 駒津峰から
双児山 経由 の ルート で
下ってきたそうです。
帰りのバスは また一時間 ・・・
しかし 紅葉は以前来た時より
さらに 深まり とても美しく ・・・
例によって 運転手さんのトークは軽快で
飽きさせません。
14 時 ジャスト。
駐車場 に 到着。
流石 人気の山々があるだけあって
駐車場は すでに 満車。
汗かき 冷え切った身体を温め治すため
ホット 2缶 すぐに 飲みきりました。
結局 山中 6時間
何も 食べずに 遊んでました。
残った食料は 帰りの道中
車内で ゆっくり いただきました。
最後 時間に追われ
精神的 に 疲れましたが
終わってみれば
体力的には 全く問題ありませんでした。
以前 遊んだ
と 同じくらいの疲労度 で 済みました。
今回は
相手が 甲斐駒ケ岳 ってこともあり
仙丈ケ岳 を 登った時 から 意識 して
サウナに通い 体重を 83キロ まで
落とすことに成功していたので
不安要因の足首 や ヒザ の 痛みもなく
快適に 遊ぶことができました。
体重 は 1キロ違うだけ で
身体に対する負担 は かなり変わり
疲労感 が 全く 違います。
正直 あと2キロ体重が重かったら
13 時 発 の バスには 間に合わず
3時間 待ちぼうけ地獄の刑 に
処されていた可能性もあります ・・・
試合と同じ で 調整 が 大切だと
勉強になりました。
そんな 人生 で 二度目 の
南アルプス体験でした。
この後は 早く下山できたので
諏訪大社 へ 立ち寄り
感謝を伝え
今後の決意 を 表明して
帰宅しました。
とても 充実した 1日 に
成りました。
ちなみに 南アルプス
腰かけポシェット のみで
ウロチョロしていたのは
ワタクシひとりだけでした