映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

幸せのちから

2008-05-31 23:34:37 | ★★★★☆☆☆☆☆☆
監督 ガブリエレ・ムッチーノ
キャスト ウィル・スミス、ジェイデン・クリストファー・サイヤ・スミス、タンディ・ニュートン、カート・フラー、ジェームズ・カレン
2006年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、実話

【あらすじ】
全財産21ドルから億万長者へーー。そんな夢のような人生を本当に実現させた男がいた。
1980年代、サンフランシスコ。妻と5歳の息子と3人で暮らしていたセールスマンのクリス・ガードナーは家賃も払えず、どん底の生活を送っていた。ついには、妻が出て行き、家を追い出され、預金も底をついてしまう。そんなクリスは最後に選んだ道は、自分の才能を信じて一流証券会社へ入社することだった…。

【感想】
こういう感動系(しかも実話ベース)の映画を悪くいうのはこちらとしても気が引ける面があるのですが、これは正直微妙です。

これくらいの成功をした人なんてどこにだっているでしょう。主人公の築いた資産や今の会社の規模はわかりませんが、アメリカにかかわらず、名のある企業で頭角を現した後、ベンチャー企業を立ち上げたような人であれば、大半が当てはまるであろう貧乏時代の話と同じだと思います。

とにかく他人との熾烈な競争に勝ち残ったという感じがあまりしないのが残念です。結局のところ金持ちの道楽につきあって機嫌取りをして気に入られたことが、社員として採用される決め手となったというものあまり感動できるようなことではないでしょう。それを聞いたところでこの人はすごいですねとは思ってもらえるはずもありません。

それから実の息子との共演について話をしないわけにもいかないのでしょうが、私にはただの宣伝手段の域から出ていないように思いました。他の子役を起用した場合でも鑑賞側がこの映画から受ける親子愛はそれほど変わらないのではないでしょうか。ウィル・スミスという大金持ちの元で生まれた息子にこんな貧乏人の役をやらせても説得力はないと思うのはひねくれ者の私だけでしょうか?

時間が経てば記憶から消えてしまいそうです。

お薦め度:★★★★☆☆☆☆☆☆

幸せのちから コレクターズ・エディション

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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