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白い家の少女 

2008-12-11 00:10:36 | ★★★★★★★★☆☆
監督 ニコラス・ジェスネール
キャスト ジョディ・フォスター、マーティン・シーン、アレクシス・スミス、スコット・ジャコビー、モルト・シューマン
1976年 カナダ、フランス、アメリカ
ジャンル:サスペンス、ドラマ、ミステリー

【あらすじ】
人里離れた丘の上に立つ白い家に、美しい少女リンが住んでいた。父親と二人で住んでいるはずなのだが、何故か父親は一向に姿を見せなかった。不審に思った家主とその息子は、執拗に家へやってくる。やがて、彼女が犯した恐るべき事実が明らかになり……。

【感想】
ジョディ・フォスターの14歳にしてこの演技力はご立派としかいいようがないです。本作を見れば後に大女優と言われることになるのも十分に納得してしまいます。

この人は「タクシー・ドライバー」で一躍有名になったものだと思っていましたが、明らかに本作の方が女優としての才能の片鱗を感じ取ることができます。
映画での設定は13歳ですが、まだあどけなさが残る少女の外見とは対照的に、性格はとてもしっかりして常に落ち着いており、世間とは距離を置いた異端的な生き方をするギャップから受けるインパクトで引き込まれました。少女ながらにして既に悪女なのですが、生きていくためなら、何でも利用出来る意思の強さを持つ難しい役を見事に演じ切ったと思います。

そのため演技に関する印象が強いためにストーリーは結構、地味で消化不良感があるにもかかわらず、欠点があまり感じられませんでした。本作に限らず、以降のジョディ・フォスター出演作の中にもシナリオが物足りなくても、演技力で引っ張ってカバーしているものは沢山あると思います。

また途中に何度も流れるピアノの曲を含め音楽も素晴らしかったです。(+1点)フランシス・レイの右腕だった方だそうでメロディ的にも近いと感じました。

知名度は低いですが。掘り出し物という位置づけです。

お薦め度:★★★★★★★★☆☆

白い家の少女 [DVD]

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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