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スター・トレック4/故郷への長い道

2014-07-27 19:41:19 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 レナード・ニモイ
キャスト ウィリアム・シャトナー、レナード・ニモイ、デフォレスト・ケリー、ジョージ・タケイ、
キャサリン・ヒックス、ジェーン・ワイアット、ジェームズ・ドゥーアン
1986年 アメリカ
ジャンル:SF、シリーズ

【あらすじ】
23世紀。エンタープライズ号を自爆させてしまったカーク提督は責任を問われ、部下と共に地球へ向かっていた。だがその時地球は、謎の探査船から発せられる強力なエネルギーの影響で大災害に見舞われていた。その音波を解析した結果、それは23世紀の地球では既に死滅したクジラの声と判明。探査船とコンタクトをとるためにはクジラが必要だと知ったカークは、クジラを捕獲するため1986年の地球へとタイムスリップする。


【感想】
いきなり未来からやってきた男たちが現代で四苦八苦するドタバタコメディに。スタートレックにこういうの期待している人はいないと思う。旧作だけで10作品あるのだから1作くらい変化球があってもいいという意見には賛成しかねる。しっかりとしたSFを見せていただきたい。

言いたいことは最初の数行に集約されているので残りは蛇足になるかもしれませんが、内容を簡単に説明すれば今回はカーク達が地球の危機を救うため、絶滅したクジラを探して23世紀から20世紀にタイムトラベルする話。内容はともかく今までの路線との隔たりが大きすぎる。

まるで「星の王子 ニューヨークへ行く」や「クロコダイル・ダンディー」のようなノリでした。スター・トレックのキャラクター達でこういう話が見たいかと言われると決してそのようには思いません。SFの流れのなかで本作のようなギャグテイストが多少は含まれているのであれば話はわかるのであるが、ずっとコメディばかりだとさすがにスタートレックを鑑賞している気分になりませんでした。十分にキャラの魅力を引き出せていたかと言われるとそれほどでもなかったですし。

今回、地球が危機に晒されてしまった理由がクジラというのもかなり強引。制作サイドに捕鯨反対の人がいて政治的な主張を作品に利用したのではないかと疑われても仕方ありません。もしそうなら他の作品でやっていただきたい。

とはいえ今回、カーク達に加わることになった新ヒロイン?が次回以降どのように絡んでくるのかは人間もようとして気になる所。また一部の人物だけが贔屓されるのではなく各キャラにしっかりとした見せ場が用意されているのは好感が持てました。

やはりスター・トレックシリーズには本作のような変化球ではなく、王道のSF展開を期待したい。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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