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栄光のル・マン

2010-11-06 16:59:51 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 リー・H・カッツィン
キャスト スティーヴ・マックィーン、リュック・メランダ、アンジェロ・インファンティ
1971年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、スポーツ

【あらすじ】
事故による負傷から1年後、レースに復帰するためにフランスに戻ってきたアメリカ人のドライバーは、同じ事故で死亡したレーサーの未亡人に心惹かれていた……。

【感想】
つけている点数以上に好きな映画です。理屈抜きで格好いい。ひたすらレースシーンでシナリオがないに等しいけどそんなことはどうでもいいです。

映画的な演出によって実際のレースでは十分に伝えきれないレースの魅力を引き出すことに成功した作品だと思います。レース映画の代表作と言われている理由がわかります。スタート直前のドライバーの緊張感とか非常に良く伝わってきました。  

そして大迫力のクラッシュシーン。音楽も効果音もないことで逆に非常にリアルで臨場感がありました。ドライバーにとっては命に関わる大惨事もレースを観ている側にとっては最も盛り上がってしまうジレンマがあるように感じます。必見シーンです。

台詞は少ないですが、それだけに響くものがあります。「命を危険にさらしてまでも速く走ることに一体何の意味があるのか?」と聞かれたスティーヴ・マックィーンの答えはしびれます。

疑問だったのは一度クラッシュしたのに別の車に乗ってレースに復帰するなんてことがル・マンでは許されているのかということですね。そんなのが許されてしまうのならなんでもあり状態だと思います。ルールを知らないのでよくわかりませんけど少なくともF1だったら認められていないはずです。

土屋圭一氏が本作を熱く語っていたので本職のレーサーからも評価が高いようです。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

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