山で鍛える

修行・訓練・山行の記録用

男体山攻略戦

2017-10-27 22:04:24 | 修行・訓練
【男体山】 ☆日本百名山
標高 :2,486m
メンバー :単独
天気 :曇り(時々雨や雪や晴れ)
駐車場/登山口:二荒山神社中宮→男体山 ※ピストン
標高差 :1,285m(累積標高差)
距離:約8.2km

男体山は2度目となります。
実は本来この日は日光東照宮から女峰山に登る計画でした。このコースは1,800mを登り上げ、往復20kmというロングコースなのでここ数日気合い入れて準備をしていました。
しかし前日に天気予報が登山には相当悪い方に変わってしまったのです。
後は、珍しく寝付けなくて、睡眠時間が2時間になってしまいました。
悩みましたが結局雨と睡眠不足の中キツイコースを登るリスクを回避して、この日が閉山となる男体山登山へと切り替えました。




二荒山神社中宮祠駐車場に車を駐めて、




入山料500円を支払い、御守りを頂き、
0820入山開始です。


久しぶりだな。
この石段から始まるんだよな。
4年前に登ってますが、コースのほぼ全てを覚えていました。


一合目。


まずは笹原&樹林帯を歩きます。


しばらく歩くと、林道に出ます。
ここだけ風情が無い感じです。
男らしい直登コースなのになぜ迂回するのかな。
4年前も迂回して、まだ直登する道が直らないのかなぁ。


ここで登山道に復帰します。
いきなり四合目になります。

そしてこの山の本番はここからなのです。




岩がゴロゴロしてくると、この山の核心というか急登区間に入り出します。






キツイ区間ですが、振り返った時の中禅寺湖の美しさ(龍神系は拝めずかも)には癒されます。








斜度的に苦しいのは7、8合目ですかね。
そこを抜けると写真のように溶岩のザレ場となり(木段整備ある箇所多し)、後は頂上までの仕上げとなります。


木段も無くなるといよいよ頂上直下です。
若干足が取られますが、後ろを振り返り中禅寺湖やら半月山やら日光白根山やら戦場ヶ原やらの美しさで紛らわせて下さい(^^;)


戦場ヶ原と日光白根山。


中禅寺湖。


さすが森林限界になると風が抜けてクソ寒いです。




頂上が見えて来ました!


1040登頂です。急がずゆっくり登りましたが2時間20分かかりました。
※4年前は2時間ちょうどで登っています。歳かな(笑)?








女峰山へと続く(=志津乗越から登る男体山)縦走路。いつか縦走してみたいです。


寒い。そしてとうとう雪が降って来ました。


日光白根山かな?




半月山、社山など中禅寺湖挟んでトイ面の山々が軒並み良く見えます!


止まってると寒くて耐えられないので、10分休憩が限界で、フリース着込んで1050下山開始です。


数日前の残雪がほんの少しある中で、雪が降って来ました。




走って下山します。


だいぶ下って来ました。




基本雲り(午後から土砂降り)のこの日でしたが、登山中はたまに晴れ間も見えました。


最後の石段。


午前中で閉山儀式は終わるとのことでしたが、やはりギリギリ間に合わず閉山儀式後でした。


1210二荒山神社に戻って来ました。




今年一年ありがとう。来年もよろしく。


総評です。
登り2時間20分、休憩10分、下り1時間20分の計3時間50分の山行でした。
実に4年ぶり2回目となる男体山、登り上げる標高差は相変わらずキツイのですが、山名の通りに実に男らしいこの距離の短い直登コースは個人的に向いています。
細かく言うと、一合目、七、八合目が急登で頑張りどころとなります。
こういう相手には調子に乗ってマイペースでは通用しないので、謙虚にじっくりゆっくりと、しかし休まず、一歩一歩積み重ね着実に頂上まで歩を進めていきます。
努力は裏切らない。まさに人生そのものですよね。
自分を持つことは大事ですが、相手との力関係やシチュエーションによっては自分を殺し、謙虚に無言でじっくりと積み重ねる時間(耐える)が必要だと思います。
要は才能(直感)と努力(地道)の両方が持てないと、どちらも宝の持ち腐れになってしまうのです。
話は逸れましたが、男体山のような山はそういうシンプルな哲学をあらためて俺に教えてくれます。
そしてこの日は閉山日という節目に登山させてもらい、霊的に引き締まりました。
しかし男体山山頂から登る中禅寺湖や戦場ヶ原、日光白根山、日光市街は実に美しい。
まさに男体山は日光のシンボルですね。
次は来年の開山日に登ろうかな。


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