山で鍛える

修行・訓練・山行の記録用

安里 『山羊料理二十番』

2015-04-23 16:45:27 | 修行・訓練
今回は長嶺氏の一貫したブレないヒージャー(山羊)押しもあり、自分というものを捨て去り、相手に委ねて経験してみようと腹を括ってヒージャー(山羊)汁攻略戦に臨みました。

腹を括るため、一次会は思い出の焼鳥『寛』にて結構お酒を飲んでから来ました。
要は〆の二次会が戦場です。

ここで私とヒージャー(山羊)との因縁を述べておかなければなりません…。
沖縄在住時に気性の荒いイトマンチュで結成された『潮平アイス』という野球チームに所属しており、その飲み会にてヒージャー汁を25歳も年上の大先輩から勧められたのですが、一口だけすすったかすすらないかの瞬間、あまりの臭さに失禁&先輩を叩いてしまうという大失態を演じているのです。

あれから12、3年。
もう完全な大人です。
食べれないものもずいぶん食べれるようになりました。今では食べれないものはほとんどありません。

まずは店内に入った瞬間、独特の臭みが充満しており、私の心はポッキリと折れたと言わざるおえないでしょう。
ママが1人でやってるお店。

すでに店内の臭いだけで、心が折れてしまったことを、長嶺氏には悟られないように、オリオンの瓶ビールを作り笑いでチビチビしながら、恐怖の山羊汁を待ちました。

その前に山羊の刺身。大量の生姜とフーチバ(ヨモギ)と一緒に頂きます。刺身は何度か経験済みで、意外と臭いは感じず食べれます。皮はコリコリしていてコラーゲンたっぷりだし、好きな人は好きなんでしょうね。

そうこうしているうちにヒージャー汁の登場です。このラーメンどんぶりみたいのは長嶺氏に運ばれ、

私にはこのお味噌汁のお椀で(笑)。
私の動揺をママが感じて、配慮をしてくださりました。

で食べてみると、豚骨ラーメンやソーキ汁のように、骨から丸ごと煮込んだ系の、コッテリとアッサリの奇跡の共存というシロモノでした。
独特の山羊臭はほとんどせず、ほぼ旨味に変わっていましたね。

そしてこの粗塩を投入していくと、汁のコクと深みが増していくので、どんどんと投入してしまいます。

最後の一滴まで美味しく頂きました!

皆様も沖縄を訪れた際には是非!