野球の見方

アメリカではステロイドの罰則が厳しくなり、従来のパワー重視の野球からスモール・ベースボールへの変革がここ数年で急速に進んでいます。スモール・ベースボールは日本人が最も得意とするところというイメージが何となくあり、ＷＢＣの結果からもそう思われがちですが、基盤となるデータ分析はアメリカの方が何歩も先に進んでいます。
打撃の場合、打率・本塁打数・打点とこの数値で打者の能力を判断しますが、アメリカではＯＰＳ（出塁率＋長打率）を重視します。（これすら古いかも知れません）

ＯＰＳの数値で
Ａランク　９０００以上→素晴らしい
Ｂランク　８３３４～８９９９→非常に良い
Ｃランク　７６６７～８３３３→良い
Ｄランク　７０００～７６６６→並み
Ｅランク　６３３４～６９９９→平均以下
Ｆランク　５６６７～６３３３→悪い
Ｇランク　５６６６以下→非常に悪い

になるそうです。
Ａランクに該当するのはバレンティン１２３４、ブランコ１０４９、阿部９９１とセ・リーグはこの３人。特にバレンティンは突出していますが、日本プロ野球史上第５位。日本のプロ野球では王さんが１９７４年に１２９３という数字を出しています。パ・リーグの四球王、楽天を優勝に導いたジョーンズは打率は２４３と低調でしたが、ＯＰＳは８４５とＯＰＳでは「非常に良い」Ｂランクということになります。


牛？