徒手空拳

昔、中学生の頃「コミック雑誌はいらない」という映画を見たとき全然俳優っぽい顔もしてなし、撫肩だし、何言っているのか聞き取りずらいし、誰なんだ？この人と言うのが最初の印象でした。この映画の中で、松田聖子の歌を歌うシーンがあったのですが、別に上手くないし歌手だとは夢にも思えませんでした。公共の電波で最も著作がうるさいと言われるビートルズ関連の歌を自前の曲のように堂々と歌う、中学英語を多用する英語スピーチ、レイ・チャールズをぶん殴り（盲目の人を殴るなんて酷い事する）ルー・リードのアンプを破壊したとか、歌ではなく生き方で表現するロック。こんな人他にいないですよね。

そんな彼がビートルズを表現した歌詞？があります。

ポールはキング・コングだ！
リンゴはラドンだ！
ジョージは雪男だ！
ヨーコはモスラだ！
ジョン・レノンは人間だ！
苦悩する多くの曲がり角をたどった二人。
Rock'n Roll Streetは見つかったのかい？

何となく本質は捉えているような気がします。