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IM Malaysia 〜レース考察〜

2019-11-10 23:54:21 | アイアンマン
IM Malaysia 〜レース考察〜

コーチから今回のIM Malaysiaについてのフィードバックをもらいました

コーチからの考察はとても的を射ていて参考になりました

ざっくり内容をまとめると下記のような感じです

結論から言えば、
”バイクで頑張り過ぎた典型的な例”に当てはまる
(This is a classic example of pushing too hard on the bike.)
とのこと



私のレースでのターゲットパワーは165W(ピークパワーの73%)
レースではNP169W
これだけ見れば、目標をクリアしたと言えますが
問題はそこではなく”VI(Variability Index変動制指標※)1.07”
この変動が激しすぎること
※NP÷平均パワーで求める

つまり頑張り過ぎた箇所、イージー過ぎた箇所が混在しているということ

データを細かく見ると
最初の1時間が安定していたのに対して
その後一時的にパワー上昇(Lap16〜21の約1時間)でAVP185W
つまり前半飛ばし過ぎ





その証拠にLap16〜21の1時間(2枚目の写真)と
バイクラストの1時間(3枚目の写真)を比べると
NP185W、VI1.08

NP159W、VI1.10

パワーは出ていないのに、VIの変動がより大きくなっている
これは、ラストの坂で疲労しきって惰性でペダリングしていた証拠

この誤ったパワー配分によって状況は大きく悪化



特に注目してほしいのは心拍データ



レース前最後のロングライド(10月5日)のデータと比べると一目瞭然

レース前のロングライド(10月5日)では、心拍は140から始まりラストに150に届くぐらいになっている。これは練習を積み重ねることで身体が低い心拍でよりハードに動けるようになったことを示す

一方レースでは、心拍数が信じられないほど高くなっている
平均157だが、安定した走れた日(10月5日)よりも20bpm以上の差がある

つまりペースを乱して上げた”ツケ”で、レース全体を通して心拍数を維持するためにエネルギーを使ってしまったということになる
それが、バイクだけでなくランにも響いている

レースではもっと心拍数を下げるべきなのだ

つまりあなたのミスは
坂で頑張り過ぎて、下りや平地を上手く走れていなかった
ということ
バイクで間違った場所(坂)にパワーを費やしてしまったこと
特にマレーシアの暑さで、それが致命的危機になる

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

なるほど…
坂の手前ではギアを落として軽く楽に回すことを意識していたが
まだまだコントロールが足りなかったのだな
確かに2周回目の登りは辛かったからなぁ…

あぁぁぁ〜
何だか冷静になってデータを振り返ってみると
改善点が一杯だ
結果は出せなかったけど、1回のレースから得られる情報、経験ってホント貴重
これをしっかり消化して生かせるかどうか…にかかっているのだろう

というか
だんだん悔しくなってきたぞ?!
胸の中がふつふつ熱くなってくるのは何故だろう

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