Go The Distance!

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肩回りのコンディショニングでパフォーマンスアップ!

2017-04-16 15:52:38 | あはき師
先日、五十肩で手が頭よりも上に上げられない方が来院

肩回りの筋肉の癒着を院長が丁寧に剥がし…施術後はご本人も驚かれるぐらい肩が動くように!

”これはトライアスリートにも効果があるのでは”
…と、肩に問題はなかったのですが、私もやってもらいました



効果を試すため、片腕(左腕)のみ



写真のように左腕の可動域が大きく広がりました!

早速、3種目(スイム、バイク、ラン)チェック

・スイム 3.0㎞(メイン100m×21本)
腕の回転がスムーズになり、肩の延長線上で入水し自然と腕がスッと伸びるので、キャッチへの移行も自然と行えました。
メインの100×21本では、後半どうしても腕のかきが疲れで小さくなってしまいがちですが、最後までストローク長を一定に保ちながら、テンポを乱すことなくメニューをこなすことが出来ました!

・バイク 106㎞(高度上昇量:1865m)
トライアスロン(特にロング)では深い前傾のエアロフォーム中心となり、肩は自然な状態で上半身を支える姿勢が中心となります。そこで、肩の動きも重要なヒルクライム(山岳)で動きを確認してきました。



勾配のキツいところでは、ダンシング(立ちこぎ)を多用しますが、その際に、肩の動きが大事!肩甲骨(肩の後ろについている平らな骨)を開き、上方向にスライドさせる動作が続きます。肩回りの筋肉達が本来動くべき方向にスムーズに動いてくれるので、楽にハンドルを左右に振ることが出来ました!



・ラン 10㎞
バイクで山岳方面を100㎞ほど走行後のランニング。さすがに脚が重たく感じ、脚力だけではスムーズに動きません。そこで活躍してくれたのが前述の肩甲骨。肩甲骨の引く(真ん中に寄せる動き)動きで、腰(骨盤)も回りやすくなります。脚がバイクで疲労しきっていても、肩甲骨から骨盤の回旋につられて脚が勝手に前に出る…力みのない動きが出来ました!



私のLTペース(楽に走れるギリギリのペース)は、4:00/㎞ですが、この日は楽に動けて3:52/㎞と肩の効果は特にランでは絶大。
トライアスロンのランは3種目の中で一番最後。フォームが崩れることで失速することもありますが、肩回りの動きが改善されることでこんなにもメリットがあるとは思いませんでした。
…ということで、肩の動きが良くなっただけで3種目共にパフォーマンスが大幅にアップ!
実は、今までレース前は脚の治療中心で肩回りはほとんど気にかけてこなかったのですが、肩の動きがこんなにも影響するとは思いませんでした。
これからはレース前に肩回りのコンディショニングも必須だと痛感しました。

余談ですが…
左腕のみの施術で効果のほどはよ〜く分かったのですが、あまりにも左右のアンバランス感に堪えられず…翌日、右腕もやって頂きました。



早速、ラン20㎞走で試してみたところ、翌日の3種目の疲れもありましたが、肩回りだけは絶好調で最後までフォームを崩すことなく走り切ることが出来ました!!