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鍼灸師全国大会(2日目)&ほっこりライド

2015-11-01 00:36:48 | あはき師
昨晩就寝が遅くなってしまったので、4時間睡眠で朝ラン
ホントは二度寝しちゃおうかと思ったのですが、学会終わってからでは時間も体力もない?!と思ったので
しっかしリカバリー最終週の…しかもJogなのに身体重い…
施術された箇所にも変な張りが残ったままだし…
それでも、こんな状態だからこそ!ってことで、フォームを意識し、距離だけは踏んでおこうと皇居2周



帰宅後、すぐにスーツに着替えて横浜へ
鍼灸師全国大会二日目



まず向かったのは、実技供覧の「美容鍼灸」森谷恵子氏
最近、女性に人気のいわゆる”顔に刺す鍼”
実際に、シミ・しわ・たるみの効果があり、リフトアップ等に効果のある刺鍼の手技を実演
何百本もの鍼を刺す…なんてのは聞いたことがありますが、少ない鍼でも効果はある…とのこと
顔に鍼なんて…って思いましたが、浅鍼で内出血を起こさず効果も期待出来るのなら、確かに女性客を呼び込むには効果的かもしれないね

以下、「美容鍼灸」でのキーワードを箇条書きに

美容整形(外科)している人には(鍼灸は)効果はない
高齢(75歳以上)の方にも効果はない
若い女性(二十歳前後)の方にも効果は無い(必要ない)
顔への刺鍼は表層から真皮層まで2ミリ
寸ゼロ 5分のゼロ3を使う
部位:四白 迎香 5分のゼロ3を使う
(一般的に美容鍼灸では)鍼は多い方がいいと思われている
(美容鍼灸に来る女性は)痛くても効果があるのなら我慢する
費用は1万ぐらいが相場
(開業したての頃、美容鍼灸という言葉が知られてなかった頃は)二千円ぐらいの時は客がこなかった
(施術を始める前に)クレンジングとローションの効果のある液体を使う
中心から外へスポンジで拭く
濡れタオル(ホットタオル)も効果的
施術前に手鏡でチェック(BeforeとAfterを知ってもらうため)
人間の顔は左右対称ではないということをお客様にも確認してもらう
最近ではスマホで自撮りしてもらう(施術前と施術後)
乾燥しないように化粧水を使う
神庭 上星 百会 のラインに2センチ間隔で刺鍼
顔の周りは皮筋(ひきん)がある
頬骨下、耳の前、骨の影になる部分などに鍼灸をする
ほうれい線は痛いので、お灸使うことが多い
攅竹 瞳子膠 太陽などに刺鍼
深さは1ミリも刺さない
承漿、耳の前縦ラインなども効果的
オトガイに”梅干し”が出来るとヤバイ(老化現象)
パイオネックス(オレンジ)なども使う
耳のつけね、上下にも刺鍼
平均40本ぐらい鍼を刺す
寸3の1番 頭に使う
頭は20本くらい刺す
貸与権
ばいか鍼なども使う



その後は、再び実技供覧
「トリガーポイント鍼療法」明治国際医療大学鍼灸学部臨床鍼灸学教室 伊藤和憲教授
かな〜り興味があったのだが、教授がとっても早口で30分後にはお経のようにしか聞こえず…睡魔にやられてしまいました…
うぅ、コレは聞いて起きたかった(見て起きたかった)だけに悔やまれる…

以下、「トリガーポイント治療」でのキーワードを箇条書きに
(一例として)主訴;右腰下肢痛だった場合
痛みの原因は何か?
検査をしても原因が見つからないことがある
痛いところが見つかれば治療できるのか?
痛みの原因が見つけられない可能性もある
筋肉の痛みへの理解が必要
痛みの原因が存在していない可能性
原因ありきの考え方がそもそも間違っている
臨床を行うには、痛みの基礎を理解すること
痛み患者を診る
痛みの原因を予測
病態を把握する
治療をする
患者を管理する
トリガーポイントは筋肉の痛みに有効である
痛みの原因を見極める
重だるく鈍い痛み
痛みの場所が不明瞭
動作時痛
時間
部位
痛みの質
悪化
病態を把握する
など

この後は、お昼を挟んで、県民公開講座に参加
「活力の正体は自律神経!?」
医療法人北関東循環器病院院長・ドイツ ボッフム大学 永大教授 南和友氏
昨日に続き”自律神経”シリーズ

以下、「活力の正体は自律神経!?」でのキーワードを箇条書きに

私たちは…病気になった!体調を崩した !となると、すぐに病院に行く
そして、薬を飲めばよい…と思っている
病気には、先天性疾患や後天性疾患があるが、そのほとんどが生活習慣病
病気は早期に発見する…それは確かに良いことだが、「健康診断」や「一般検診」、「特定健診」などでは、本当に深刻な病気は見つけることが出来ない
例えば、内視鏡を使わないとガンの発見は出来ない
また、バリウムで見つかるのは末期癌
それでは、
いつまでも元気でいられる人とは?
身体の構造・機能に興味を持つ
活力のカラクリを知る
日々何かに興味を持ち情熱を失わない
自律神経のバランスを意識し、それを崩さない
働くだけではなく休養があれば、自然と活力が湧いてくる
健康習慣
自己治癒力を高める
血管を固くさせない
などなど

1日目の「自律神経とスポーツ」でも感じたことだが
いわゆる”気分”や”性格”など、一見、科学的には思えないような事象が
身体にも影響し、病気へと発展しまう恐れがある…
昔から言われている
”病は気から”もあながち間違いではない…ということなのだろう
また、笑顔が自律神経をプラス要因へと導くキーワードとなることも”科学的”に解明されているとか…
”薬を10錠飲むよりも、心から笑った方がずっと効果があるはず。(A good hearty laugh would help more than ten Valerian pills.)”
アンネ・フランク
”微笑めば友達ができる。しかめっ面をすればしわができる(Wear a smile and have friends; wear a scowl and have wrinkles.)”
ジョージ・エリオット
どちらも真実だ

何だか取っつきにくい”医療”という世界
だと思っていたのが、とても身近に感じた…そんあ2日間でした

15時に公開講座が終わり、急ぎ電車に飛び乗る
有意義な2日間…ではありましたが、絶好のトレーニング日和な2日間でもありました
ただでさえ、試験前はまともにトレーニングも出来なかったので、少しは身体動かしたい!
ということで、急ぎ四谷へ

時刻は16時過ぎて、まもなく日も落ちそうでしたが、バイクの準備をサクッと済ませて
TTバイクと共に皇居へ



1時間程、皇居の周りを流していると…
いつものようにローディーがぴったりと後ろに付いてくる
あ〜また小判鮫ローディーか…
と思っていたら
2周ほどして信号待ちで
スッと前に出て
「ありがとうございました!」
と言い信号を渡って去って行った
後ろに付かれるのはよくあるけど
お礼を言われたのは初めて
ちょっとほっこりした
1週間ぶりのライドでした