LiveInPeace☆9+25

「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

(転載)ウトロの人々と連帯しヘイトクライム根絶をめざす声明

2021-12-24 | 排外主義反対
最近、京都府宇治市のウトロや東大阪市の枚岡などで、在日コリアンへのヘイトクライムが相次いで発生しています。 これについて、外国人人権法連絡会が声明を発表し、団体賛同を募集しています。 https://gjhr.net/2021/12/22/89/ リブインピースでも賛同しました。 . . . 本文を読む

(ベネズエラ連帯) ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.30

2021-12-23 | ラテンアメリカ
(チリ要点) ・ 12月19日の大統領選決選投票は、ボリッチが11.6ポイントの差をつけて大勝。カストは早々に敗北を認めざるをえなかった。55.8%(463万票)対 44.2%(367万票)。投票率55.6%(有権者約1500万人)。 / 2022年3月11日就任。任期4年(1期のみ)。 / 世界の多くの指導者たちがボリッチの勝利を祝福。 / 選挙前は、接戦になるとのメディア報道が多く流されていた。選挙当日は、貧困地区の有権者が投票所に行けないように交通機関をストップするなどの妨害活動があった。それらをはねのけての圧勝。 ・ ボリッチの主な選挙公約は、社会的サービスへの国家支出の増加、企業と富裕層への増税、年金制度の公的改革、教育費負担軽減、中小企業支援、国家機構改革(特に人権侵害の警察カラビネロスの改革)、新憲法制定議会支持、週40時間労働制導入、女性のための50万人雇用創出、気候変動対応の環境保護「グリーン開発」の推進、など。 / ただし、決選投票の選挙戦の中で中道層の獲得に力点を置き、ある程度右寄りになったと評されている。実際の政策運営を注視していく必要がある。 【外交政策でも、キューバ、ベネズエラ、ニカラグアを批判している(この点では同盟関係にあるチリ共産党と異なる)ので、今後どのようになっていくか注視する必要あり。】                     (ホンジュラス) ・ 12月20日、全国選挙評議会が正式発表でシオマラ・カストロの次期大統領を認定。51.12%(171万6,793票)で、1980年代の民主化以降最高の得票。対立候補アスフラ36.93%に14.2ポイント差で圧勝した。 / カストロは、キューバ、ベネズエラ、ニカラグアへの支持とALBAへの再加盟を明言。 【ホンジュラスの「リブレ」党と「ALBA運動」のメンバーである人にWorkers Worldがインタビューした記事の要点圧縮したものを最後に入れている。シオマラ・カストロが、セラヤ政権の下で貧困対策を中心に活躍し始め、クーデターでセラヤ大統領が追放されたときから「人民抵抗民族戦線」に参加して活動し、リーダー的存在になっていったことなどが語られている。】 . . . 本文を読む

(ベネズエラ連帯) ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.29

2021-12-16 | ラテンアメリカ
(ALBAサミット要点) ・ 12月14日、キューバでALBA第20回サミットが行われた。米国による「民主主義のためのサミット」という名の反動的サミットに対抗して。 / 2022年の戦略的指針を採択。国連憲章の諸原則の擁護、封鎖に対する糾弾、国際政治の公正化などで、ALBAの国際的なプレゼンスを強化する。ラ米カリブ諸国・先住民に対する数世紀にわたる植民地主義・新植民地主義・奴隷制度を糾弾し、賠償要求を支援。 / ここ数年の米帝を中心とする反動攻撃で中断せざるをえなかったプロジェクトなどを復活・再始動。また、包括的な経済、金融、貿易開発計画を設計し、「ALBA-TCP経済圏プロジェクト」などのイニシアチブに取り組む。 (ペルー要点) ・ 右翼がカスティージョ大統領弾劾を提起したが、賛成46票、反対76票、棄権4票で否決。分裂していた与党は、この件では統一して対処し、カスティージョ大統領を擁護。 / 大統領罷免を求める右派議員の動議が提出されたときから、それに反対する人民運動が活発化。 (ニカラグア要点) ・ 米州機構(OAS)脱退を決定。今回の選挙をめぐる反動的介入が目にあまる状況であったため、オルテガ政権が決断。「米国の影響下で干渉と介入の道具として出現したものであり」「ラテンアメリカとカリブ海地域における米国の覇権主義と介入主義の促進者」であると非難。ALBA諸国が支持。 / 台湾と断交し、中国と外交関係を再確立。【2016年以降8ヵ国目。そのうち4ヵ国がラ米カリブ(パナマ、ドミニカ共和国、エルサルバドル、ニカラグア)。】 / 11月7日の総選挙直後のMRonline記事を翻訳。1990年の選挙でオルテガとFSLNが敗北して政権を明け渡さざるをえなくなったが、そのときの重要ポイントは、米帝によるニカラグア人民への恫喝だった。米国が推すチャモロに投票しなければ、これまで以上の経済的苦境が続くぞ、と。今回も、米国はそれとほとんど変わらない恫喝をおこなったが、歴史に学んだニカラグア人民にはもう通用しなかった。今回現地を取材した国際ジャーナリスト(30年以上ニカラグアに住んでいたことがある)がリアルに報告している。 . . . 本文を読む

(ベネズエラ連帯) ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.28

2021-12-03 | ラテンアメリカ
(ホンジュラス要点) ・ 11月28日のホンジュラス大統領選挙(投票率62%)で、左翼「リブレ党」のシオマラ・カストロがほぼ20ポイント差をつけて圧勝した(68%の開票で53.3%と34.2%)。初の女性大統領。彼女は、2009年に米帝主導の反革命クーデターで国外追放されたセラヤ元大統領の妻である。 ・ 選挙管理委員会の最初の暫定発表の後、キューバがいち早くシオマラ・カストロの勝利を報じ、ディアスカネル大統領が称賛した。それにALBA諸国などが続き、反動勢力による策動を抑え込む国際的な流れをつくった。 / 策動の余地がないほどの大差であるのと、国際的な圧力とで、与党国民党は敗北を認めざるをえなかった。その後、米国務長官も認めた。 ・ シオマラ・カストロは、クーデターの当時から夫を擁護し、クーデター反対の活動の先頭に立ち、この12年間の闘いの中で人民の信頼を獲得してきた。 / 2013年と17年にも立候補したが敗北。今回は人民の極度の不満の蓄積と闘争の前進が背景にある。 ・ 新自由主義政策の下で人民生活の悪化が進み(約1,000万人の国民の約60%が貧困、40%が極貧)、暴力が横行し(2004~18年に約7万2,000件の殺人事件)、それがコロナ禍でいっそうひどくなっていた。 ・ クーデター後に、闘いの中で社会的人民的組織の団結が進んだ。2009年のテグシガルパでの動員、2015年の汚職に対する抗議行動、2017年の不正行為に対する動員、2018年の教育・医療の民営化に対する教師・医師の闘争、等々。さらには、自分たちの領土を守り、外国企業の進出に対抗する先住民・アフリカ系住民の抵抗など。 / 「国民抵抗戦線(FNRP)」が団結のひとつの形となった。それが、2011年には左翼団体が結集した「自由と復興の党LIBRE」となった。 / 今年6月16日には、「経済開発特区(ZEDE)に反対し国家主権を求める国民運動」が結成された。ZEDEは、投資を呼び込み雇用を創出するために政府が考案したもので、民間企業(多くの場合、外国企業)に労働力や土地を自由に管理させるものである。 ・ シオマラ・カストロは台湾と断交して中国と国交を結ぶと表明している。 . . . 本文を読む