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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

アフガニスタンで犠牲者が急増 軍事行動をやめるべき

2010-08-18 | オバマの「対テロ戦争」
 国連機関UNAMA(United Nations Assistance Mission in Afghanistan)は8月10日、今年前半のアフガニスタンでの民間人の犠牲者数が、昨年の同時期に比べて31%も増加したことを明らかにした。今年前半の民間人死傷者は3268人にも上り、子どもの犠牲者は55%も増加している。
※アフガン民間死傷者、昨年より3割増加 今年上半期(朝日新聞)
http://www.asahi.com/international/update/0811/TKY201008110161.html
※Afghan civilian casualties rise 31 per cent in first six months of 2010(UNAMA)
http://unama.unmissions.org/Default.aspx?tabid=1741&ctl=Details&mid=1882&ItemID=9955

無論これさえも犠牲者数が低く見積もられていることは明白だ。インターネットの内部告発サイト「ウィキリークス」にリークされた機密文書によって、米軍は意図的に自らの責任を回避し、死傷者数を少なく報告していることが次々と暴露されている。
※アフガニスタン:公開された機密文書が示す 民間人死傷事件の調査必要性(ヒューマンライツウォッチ)
http://www.hrw.org/ja/news/2010/07/26-2

 また8月15日には「アイカジュアリティーズ」が、2001年のアフガニスタン戦争開戦以降、米軍はじめ外国軍兵士の死者数が2000人を超えたことを明らかにした。
※駐留軍死者2000人超える=タリバン政権崩壊後9年-アフガン(時事通信)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2010081500247
※アフガンのテロ74%増、イラクは25%減 米報告書(朝日新聞)
http://www.asahi.com/international/update/0806/TKY201008060081.html
※アフガニスタン戦争における米軍・多国籍軍の死傷者(Mitsuru NOBUCHIKA, Keio University)
http://web.econ.keio.ac.jp/staff/nobu/iraq/casualty_A.htm

 すでにアフガン戦争は今年6月の時点でベトナム戦争の期間を上回り、米史上最長の侵略戦争となっている。
※オバマ政権正念場 「アフガン戦争」米史上最長の軍事作戦に(産経新聞)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/100610/amr1006102314005-n1.htm

 6月のアフガニスタン駐留米軍司令官交代は、アフガン戦争の泥沼化に手を打てなくなっている状況を示した。だが、オバマ政権はこれまで延期に延期を重ねてきたカンダハルへの掃討作戦に今月中にも踏み出そうとしている。
※米国:イラク撤退着々 アフガン戦争継続への理解狙い(毎日新聞)
http://mainichi.jp/select/world/news/20100805ddm007030216000c.html

 タリバンの拠点と言われるカンダハルでの掃討作戦が強行されればその犠牲は計り知れない。オバマはアフガンでの軍事行動をやめるべきである。すぐに手を引くべきである。

(ハンマー)

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