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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

(ベネズエラ連帯) ベネズエラ・ラテンアメリカ短報No.50

2022-06-03 | ラテンアメリカ
(コロンビア要点) ・ 5月29日の大統領選結果: グスタボ・ペトロ40.32%(8,526,352票)、ロドルフォ・エルナンデス28.15%(5,952,748票)。6月19日に決選投票。【コロンビアの投票は任意で、投票率は全般に低い。今回はこれまでよりも高まったが50%ほど。5月30日から第2ラウンドの選挙戦が始まっている。ペトロ陣営の高揚がいっそう強まっていると報じられている。】 ・ グスタボ・ペトロ: 62歳。もとゲリラ戦士。1990年の和平協定締結により武装闘争を放棄。下院議員、上院議員を経て、2010年の大統領選で第3位。2011年にボゴタ市長に。2018年大統領選で第2位。決選投票で現大統領ドゥケに敗北。今回は、コロンビア社会の変革を目指す民主的進歩的勢力を糾合した「歴史的盟約」で第1ラウンド勝利。 ・ ロドルフォ・エルナンデス: 77歳。公然とヒトラーを称賛する極右実業家・大富豪。女性や移民を蔑視。極右アルバロ・ウリベ前大統領が支持。米トランプやブラジルのボルソナロのコロンビア版と言われている。現大統領ドゥケの後継者を押しのけて第2位。 (米州サミットとALBAサミット要点) ・ ロサンゼルスでの「米州サミット」を前にして、5月27日、ハバナで「米州ボリバル同盟-人民貿易協定(ALBA-TPC)」第21回サミットがおこなわれた。 / 12項目の「宣言」を採択。米国による「米州サミット」からのキューバ、ベネズエラ、ニカラグアの排除を「深刻な歴史的後退」「ラ米カリブ諸国人民に対する暴挙」と批判し、ALBAの強化とCELACによる真の地域統合を主張している。 / 米国の姿勢を批判する諸国は一様にCELACを地域統合の中心に据えることを主張している。 ・ 米国とOASによるロサンゼルスでの「米州サミット」に対して、米国およびラ米カリブ諸国の150以上の組織(「ALBA運動」を含む)によって、「カウンター・サミット」が組織されている。現地で「人民サミット」、メキシコで「労働者サミット」がおこなわれる予定。 /  ・ 「米州サミット」から3ヵ国を排除することに対する批判は米州諸国の半数を超え、バイデン政権は苦境に陥っている。 /  . . . 本文を読む