穏やかないいお天気。
庭のクリスマスローズもやっと咲きそう！
さて、東日本大震災から１０年経ちました。
あの日は翌日に中学校の卒業式を控えたムスコと家にいて、動くことができないほどの大きな揺れの中、家の中がめちゃくちゃになっていく様子をただ呆然と眺めていました。
まだとても寒い時期で、雪が舞い散る中、ムスメを小学校まで迎えに行きました。
私の顔を見た途端、ムスメが安心して泣き出したこともハッキリと思い出されます。
不自由な暮らしは時と共に解消されていきましたが、実家が福島にあるので、余計に、原発からの放射線による影響など「目に見えないものへの不安」が大きかった。
廃炉作業はあと３０年はかかるだろうと言われているし、沿岸部ではまだ行方不明の方がいらっしゃいます。
１０年一区切りではなく、あくまで通過点に過ぎないんだな、と震災にまつわる報道を見て思っています。
ところで
苦労の重さは比較して決めるものではない。
よその人と比べたらたいしたことないと思う必要はない。
大変な思いをした。
辛かった。
悲しかった。
それだけでいい。
これは震災のあった年の朝ドラ「おひさま」（主演は井上真央さん）の中の台詞。
（若干違っていたらごめんなさい🙏）
祖母役の渡辺美佐子さんが、あの当時、震災で疲れた全ての方に向けて語りかけてくださった台詞だと私は今でも思っています🙂
１０年前の東日本大震災だけでなく、各地で起きた様々な災害、そして現在のコロナ禍。
誰でも、自分よりもっと辛い目にあっている人のことを考えたら、こんなことぐらいどうってことない、なんて思いがち。
でも、苦しい気持ちを人と比較して我慢することはないんだよって教えてくれた、気持ちをラクにしてくれた言葉でした。
かけがえのない日常を取り戻すために、これからも「必要以上の無理や我慢をしないで」やっていきましょう🙂