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植木屋リトルの日々奮闘記

植木屋として独立してからの日々を綴っています。植木屋に興味のある方、独立を考えている方に少しでも参考になれば幸いです。

枯れ枝の危険性

2014年04月18日 | 日記
 先日、近所の鷺沼にある商業施設でケヤキの枯れ枝が落下して6歳の女の子に直撃し、重傷を負ってしまったというニュースを目にしました。
被害に遭われた方には、一日も早い回復をお祈り申し上げます。

 でもこれもし自分がその女の子の立場だったら防ぎようがないよね。もしかしたら上から枯れ枝が落ちてくるかも、なんて考えながら道を歩いてる人なんか皆無だろうし。そんな可能性を考えてたら外なんか怖くて歩けないでしょ。
実際ケヤキの枯れ枝ってけっこう折れるんですよ。今回みたいに20キロもあるようなものが一気に折れて落ちてくるようなことはあまりないかもしれないけど、細かい枯れ枝はけっこう落ちてきて途中の枝に引っかかったりしてる。
 その後の調べでこのケヤキは定期的な管理の手は入ってなかったというのをニュースで読んだけど、もしかしたら定期的に管理されていたら今回のようなことは起こらなかったかもしれない。
 私たちが普段樹木の管理をする時には、枯れ枝は基本的に切除する。枯れ枝を残しておいても復活することはまずないし腐って折れて落下っていう今回の事故のようなケースを未然に防ぐこともできる。また、枯れたところから腐ってそれが幹まで入ってしまうと、幹の内部に菌が入って空洞化していくことになる。
もちろん管理に入るのはコストがかかるから、コスト削減のために省く、っていう考えは理解できなくもない。樹木が伸びているからといって極端に人間の生活に支障が出るわけでもないし。伸び放題になってしまっていたらまた話は変わってくるけど。
 
 枯れ枝を見つけるには新芽が出てくる今の時期が一番分かりやすいかもしれない。マンションとか商業施設の管理者の方は、特にケヤキとサクラは気をつけてあげて欲しいです。

 お困りの際はお気軽にご連絡を(笑)

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